2015年06月23日 08時30分

貯蓄ビギナーにこそオススメ! ラクラク「先取り貯蓄」の方法とは!?

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貯蓄ビギナーにオススメの「先取り貯蓄」方法

 ボーナスが入ってちょっと懐に余裕が出るこの時期、これからの資産形成を真剣に考え始める人も多いのではないだろうか。以前に紹介した『お金はこうして貯められる!? 誰でもできる「先取り」貯蓄術』(関連記事を参照)では、無理なく確実に貯めていく「先取り貯蓄」の有効性を紹介した。今回は、その先取り貯蓄の“方法”についてお伝えする。

 前回は、“貯蓄初心者”でも無理なく貯められる基本の貯め方について触れ、毎月の給与の余りを貯蓄するのではなく、給与から先に貯蓄額を引いてしまう「先取り貯蓄」をオススメした(https://life.oricon.co.jp/rank_netbank/news/2054111/)。今回は、実際の方法に触れていく。

■手続きすれば「あとは自動」

 「先取り貯蓄」の方法は実に簡単で、給料日に給与振込口座から決まった額を払い出し、定期預金口座に入金すればOK。定期預金口座は、金利の高い「ネット銀行」などを選ぶのがいいだろう。今であれば、金利を優遇するボーナスキャンペーンをやっているところも多いので、さらに魅力的だ(関連記事:『 “ボーナス優遇”で今が「高金利」!! 魅力的な【ネット銀行】は一体どこ?』参照)。ただ、自分で毎月定期預金に振り込むのは手間がかかる。積み立てる作業が面倒になってしまえば、続かなくなってしまうだろう。だからこそ、自動で引き落として毎月一定額を積み立てていく「仕組み」を作ってしまうのがオススメだ。

 積み立てる仕組みとしては、勤務先の財形貯蓄制度、あるいは銀行などの金融機関で扱う自動積立式の商品利用がいいだろう。いずれも、毎月給与天引き、あるいは給与振込口座からの自動引き落としで、積み立てることが可能だ。最初に手続きを一度してしまえば、先取り貯蓄を継続することができるので、面倒になることがない。

■財形や積立をどう使う?

 勤務先に財形貯蓄制度があるのなら、まずはそれを検討してみよう。加入すると、毎月の給与から自分で決めた一定額が天引きされ、預貯金や保険商品などで貯めることができる。また、勤務先によっては“奨励金”を受けられる場合もある。奨励金とは、頑張って貯めている社員へのご褒美のようなものだ。また、財形住宅貯蓄や財形年金貯蓄では、元利合計550万円までは非課税となる。財形貯蓄を利用したことがない方は、勤務先の制度について、一度調べてみるのがいいだろう。

勤め先に財形貯蓄制度がない、自営業の人などは、金融機関の自動積立式の定期性商品の利用を考えてみよう。口座から毎月一定額を引き落として、積み立てていくタイプの商品で、年2回のボーナス月に増額することもできる。さらに、余裕資金があったときに、随時、追加で積み立てることもでき、使い勝手が良い。

 財形貯蓄が利用できるのであれば、財形プラス自動積立の2本立てで積み立てするのもいいだろう。先ほども触れたが、ネット銀行の自動積立は金利が高めなので、少しでも増やしたい人にはオススメだ。

■貯める目標額を設定して「積立額を算出」

 自動積立では外貨預金や投資信託などリスクのある商品もあるが、初心者の場合は、まず確実に元本を増やすことを意識して、定期預金などの“元本保証”の商品から始めてみよう。

 たとえば、「1年後に100万円貯めたい」という目標があるなら、『毎月5万円、年2回のボーナス月にプラス20万円』、『毎月3万円、ボーナス月にプラス32万円』など、積み立てる額を自分でカスタマイズするのがいいだろう。ライフスタイルや収入の状況に合わせて、目標達成可能な額を考えていくのがベストだ。もし、目標額を達成するための積立額を算出してみて、生活を圧迫するほどの額であるならば、目標額が高すぎる可能性もある。そういった場合は、目標額を少し下げて、無理のない金額から始めていこう。

 財形にしても自動積立にしても、開始したら定期的に送られる案内や通帳の残高でマメに積立額を確認しておきたいところだ。初回に手続しただけなのに、いつの間にか貯まっていく残高を見ると、モチベーションが高まるに違いない。先取り貯蓄は、楽しみながら続けていこう。

(記事/川口沙織)

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