2015年07月20日 10時20分
【ネット銀行】の住宅ローンはオトク? 一般銀行と異なる特徴とは…
ネット銀行の住宅ローンはオトク? 一般銀行と異なる特徴を紹介
実店舗を最小限に抑えることでコスト削減を行い、ローン金利を低くしている「ネット銀行」。住宅ローンは融資が高額になるので、たった1%の金利でも数百万円単位の違いが生じる。そのため、近年は低金利のネット銀行が注目されているが、はたして審査基準はどうなっているのか?
■審査基準は非公開
銀行の審査基準が非公開となっているように、ネット銀行も同じく非公開となっている。問い合わせをしても絶対に教えてもらえないだろう。だが、ネット銀行にはネット銀行なりの特徴が存在する。
ネット銀行でローンを組む場合、審査や手続きはインターネットおよび郵送で行う。電話で契約内容の確認を行う銀行もあるが、基本的には対面でのやりとりは行わない。そのため、人を見て金利を増減することは基本していない。
また、低金利ゆえの堅実さも見られる。低金利で運営するためには、利子を含めて回収する必要がある。そのため、ネット銀行は審査基準が少々高めに設定されていると言われている。
ただ、基準は高いが店舗型の銀行に比べると、金利は安め。審査を受けるのは無料なので、受ける価値はあるだろう。
■完済時年齢が重要
非正規雇用が増えている今、雇用形態だけでローンを断られることは少なくなっている。派遣社員や契約社員でも勤続年数が長く、十分な収入があれば審査が通ることもある。
また、終身雇用制が絶対ではなってきたこともあり、今や転職も珍しくない。以前は勤続年数が短いと審査が通りにくい部分もあったが、最近はあまり考慮されていないようだ。
代わりに重視されているのが、完済時年齢だ。ローンを完済するときの年齢を70〜80歳までと定めている銀行が多いようで、それ以上をオーバーするようならば、審査の通過は難しくなるだろう。35年ローンを組む場合は、遅くても40歳までには申し込んでおきたい。
■審査はやや厳しい?
カードローンなどと比べて、住宅ローンは融資の金額が多いことから、基準は厳しくなりがち。だが、審査基準は共通したものではなく、銀行によって異なる。A銀行では審査が通らなくても、B銀行では通過することも十分にあり得る。
ネット銀行はまだまだ発展途中のビジネスであり、どの銀行も顧客を少しでも広く獲得しようとしている。審査がやや厳しいと言われているネット銀行も、大手銀行では基準を少し緩めに設定しているという話もあるほどだ。
加齢するにつれて病気や怪我のリスクが増えるため、ローンの申請は若ければ若いほど有利。審査だけならば無料なので、住宅ローンを考えているなら早めに申請した方がいいだろう。
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