2015年09月04日 07時30分

「妊娠・子育て時期」の節約術! 無駄遣いはどう抑える?

「妊娠・子育て」時期の節約術を紹介 [拡大する]

「妊娠・子育て」時期の節約術を紹介

 子どもの教育費について「貯めなくてはいけないのはわかっているけれど、なかなか家計から捻出できない」という人も多いのではないだろうか。たしかに、子どもが産まれれば、今までよりも出費は増えるもの。節約するか、収入を増やすかしなければ、貯めるのは難しいともいえる。

 ただ、妊娠期や子どもが小さい時期は、無駄を抑えれば、意外と節約できる時期でもある。今回は、妊娠期から子どもが小さい時期にありがちな無駄遣いとそれを防ぐための節約方法についてお伝えしていこう。

■ネットショッピングでの買い過ぎに注意

 赤ん坊がいる時期の母親は、自由な時間がなく、睡眠不足に陥りがち。何かとストレスがたまってしまう人も多い。

 そんな子育てストレスが溜まっている時期に注意したいのが、ネット通販での「買い過ぎ」だ。自由に出かけて買い物できない分、ネットショッピングをし過ぎるという母親は少なくない。ベビー服の「福袋」の購入に夢中になってしまったり、送料無料のために予定外の物まで買ったりすることもあるだろう。子どものためとはいえ、こんな買い物が続いてしまうと、出費はかなり増えてしまう。

 もちろん、本当に必要なものを買うのなら、外出しなくても楽に買い物ができるネット通販を利用するのは、賢い選択だ。だが、もし買い過ぎてしまっているのであれば、注意が必要だろう。

もし、子育てストレスから「ネットショッピングにはまっているかも」という兆しがあれば、別の形で息抜きすることも大事だ。たとえば、自治体が主催する託児付き講座に参加したり、子ども家庭支援センターなどの施設へ出かけたりすれば、お金をかけずに息抜きすることができる。

 また、たまには子どもを数時間預けて、友人とランチなど出かけてみるのもいいだろう。子どもを預けたり、ランチを食べたりすれば、少しお金はかかるが、ここでかかるお金は「息抜きのために必要」と考えてみよう。そのために、あらかじめ「息抜き予算」を決めておき、予算の範囲内で息抜きをすれば、使い過ぎてしまう心配もない。子育てに疲れを感じたら、ちょっとした「息抜き」をするのは非常に大事なことだ。

■目の肥えたパパママは要注意

 そもそも、子どもへの出費が増えてしまいがちなのは、比較的高齢でお子さんが産まれたご家庭。独身やDINKSだった期間が長いことから、経済的に余裕があり、もともとの生活レベルが高めであることが多い。モノを選ぶ目も肥えているので、子どものための出費も増えてしまいがちになる。この出費の多さが、意外と貯められない原因にもなることに注意したい。

 たとえば、妊娠中のマタニティウエアや下着、出産後のベビー用品やベビー服、おもちゃなど目が肥えていると、ついおしゃれなもの、ハイスペックなものを選んでしまいがちで、出費が高額になってしまう。

 マタニティ、ベビー用品、ベビー服などはお下がりをいただいたり、フリーマーケットで購入したりすれば、かなり出費をおさえることもできる。また、ベビー用品などは、レンタル品を利用することも可能だ。

 お金をかけてしまう気持ちもわからなくはないが、妊娠期から子どもが小学生くらいまでの時期は、“貯めどき”であることを意識しておきたい。お金をかけるところと、かけないところにメリハリをつけることで、賢く節約して貯めるのがおすすめだ。

■節約分はどうする?

 節約できたお金は、やはり教育費として貯蓄に回すのがおすすめ。金利の高いネット銀行の積立定期や学資保険などで、確実に貯めるのがいいだろう。過去の記事【教育費の「貯めどき」はいつ? かかる費用も紹介!】や【教育費はこう貯めよう! オススメ貯金術を紹介】を参考にしてみてほしい。

 教育費以外にも、子どもが産まれたら考えておいた方がいいことがある。それは、一家の稼ぎ頭の死亡保障についてだ。

 一家の稼ぎ頭に万一のことがあった場合に、配偶者と幼い子どもが金銭的に困ることがないよう、出産を機に、死亡保障について真剣に考えておきたいものだ。節約をした分で、生命保険に新たに加入する、すでに加入している生命保険の死亡保障額の増額をする、ということも考えてみてはいかがだろうか。

 子どもが小さい時期に節約できた分を教育費として確実に貯めておけば、将来の選択肢を広げてあげることもできるだろう。子育てのストレスをなるべく溜めないように、上手に息抜きしながら、楽しく節約を考えてみてはいかがだろうか。

(記事/川口沙織)

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