2015年09月24日 07時30分

【ネット銀行】どうしたら安全に使える? 初心者が知るべき“4つの注意点”

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ネット銀行を利用する前に抑えておきたい“注意点4つ”とは?

 ネット銀行は、不正送金などの危険があるため、利用するのが怖いと感じている人もいるだろう。確かに、万が一、IDやパスワード、暗証番号などが盗まれてしまうと、キャッシュカードがなくても不正送金されてしまう恐れがあるのも事実。だが、金利が高いことや手数料が無料であったりするので、しっかり使えば非常に便利でお得といえる。そこで今回は、ネット銀行を安全に使うために、初心者が知っておきたい注意点を4つ紹介しよう。

【1】「メールのリンク」からサイトに飛ばない
 ネット銀行から届いたメールを見て、メールにあったリンク先からネット銀行のサイトに飛び、振り込みなどを行うこともあるだろう。だが、実はそれが不正メールで、偽サイトにアクセスしてIDやパスワードが盗まれてしまったら…大変だ。

 そこで、届いたメールのリンクから銀行のサイトに飛ぶのは、基本的に避けるようにしよう。正式なトップページからアクセスし、ログインや振込手続きを行うように習慣づけるべきだ。

【2】ネット銀行を使う「端末」を限定する
 マンガ喫茶やネットカフェなど、複数の人が利用するパソコンでネット銀行を利用するのは絶対にやめよう。ログアウトを忘れたり、次の利用者に履歴からさかのぼられたりすることで、不正にログインされる可能性があるからだ。

 ネット銀行の利用は、自宅のパソコンや自分のスマホなどに限定しよう。例えば、ソニー銀行などでは、利用する端末を登録できるというサービスがあるので、ぜひ利用してセキュリティを高めたい。

【3】「パスワード」はサービスごとに変える
 通常の銀行のパスワードは、「4桁の数字の暗証番号」が一般的だが、ネット銀行ではパスワードが何種類かある。「ログインパスワード」のほか、振り込みをする際に「秘密の質問(合言葉など)」といって、事前に「母親の名前は?」「出身地は?」などの質問に答えて登録。その答えを打ち込むという方法もある。どれが何だかわからなくなってしまわないように、手帳などのわかりにくい場所にメモをしておこう。

 ただし、それらのパスワードをほかのネットサービスのパスワードと同じにしてしまうのは危険だ。ほかのサービスのパスワードが漏れてしまったら、ネット銀行のパスワードも知られてしまう可能性があるからだ。少々面倒だが、パスワードは利用サービスごとに変更するようにしよう。

 また、セキュリティを上げるため、「ワンタイムパスワード」というパスワードを採用しているネット銀行もある。利用の度に使い捨てのパスワードが発行され、そのパスワードを打ち込むという方法だ。基本的に利用は無料で、消しゴムサイズくらいの小さな機器が送られてくる。安全のため、パソコンなどの利用端末とは別の場所に保管しよう。

【4】「メール通知サービス」を利用する
 多くのネット銀行で、ログインや振り込みなどを行った際に、登録済みのメールアドレスに通知してくれるサービスがある。万一不正取引があったときに、すぐに気付くことができるので、事前に登録しておき、確認する習慣を付けるといいだろう。

 以上、ネット銀行を安全に利用するために、特に初心者が知っておきたい注意点を4つ紹介した。押さえるところをしっかり押さえれば、ネット銀行はいつでもどこでも振り込みや残高照会などができ、とても便利だ。より安全に使えるように、上記をしっかりチェックしておこう。

(ライター:西山美紀)

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