2015年10月26日 08時30分

【ネット銀行】“通帳なし”でどう管理? 実は便利なことが盛り沢山

取引状況などはすべてネットでまとめて保管! 通帳がない方が便利な理由とは? [拡大する]

取引状況などはすべてネットでまとめて保管! 通帳がない方が便利な理由とは?

 手数料や金利の良さから注目されている「ネット銀行」。店舗に行く時間がなかなか確保できない現代人にとって、その使いやすさから利用する人も増えているという。だが、これまでずっと店舗のある銀行を利用してきた人にとって、ネット銀行は戸惑うことが多々あるはず。その一つが通帳だ。ほとんどのネット銀行では基本的に通帳は発行されず、ネット上の管理画面を使って確認する方法を採用している。通帳がないことに不安を感じる人もいるかもしれないが、実は通帳がない方が便利なこともある。そこで今回は、ネット銀行に通帳がない理由や収支管理方法などを紹介していきたい。

■ネット銀行で通帳が発行されない理由は?
 ネット銀行では、通帳が発行されないため取引状況を管理画面で確認する。これまで通帳は取引状況や収支を確認するだけでなく、銀行側の管理や事務手続き上の理由で発行されてきた。だが、ネットの発達などでそういった労力も軽減され、銀行側でも取引データを保管するため、通帳を発行する意味自体がなくなってきているのだ。

■通帳がない方が便利!? その理由は?
 これまで通帳を使うことに馴染みがあった人にとっては、通帳がないことに不安を覚えるかもしれない。だが、実は通帳がない方が幾分便利なこともある。メリットとして挙げられることは、まず記帳の手間が省けることだ。中には多忙のあまり数ヶ月以上記帳できていないという人もいるのではないだろうか。これまではわざわざ営業時間内にATMまで行き、記帳する必要があったが、ネット銀行ではどこでも取引状況が確認できるため、それが不要となる。また、通帳では一定期間記帳しないと、「おまとめ」として取引状況をまとめられてしまうが、ネット銀行にはそれがない。さらに、記帳し終えた古い通帳の保管場所に困ることがなくなることもいえる。もともと通帳が発行されないため、古い通帳がどんどん溜まるということもないのだ。

■過去履歴の取引期間に要注意!
 通帳が発行されなくても、取引状況は確認できるので問題ないが、ネット銀行によっては、過去の閲覧期間が制限を設けているところもあるので、その点は注意しよう。過去の取引状況もきちんと把握しておきたい、あるいは後から確認する可能性がある人は、月に一度プリントアウトするなどして保管しておく必要がある。

 ネット銀行を利用する際に、最も困惑する可能性のある通帳レスだが、実は不便などころか、メリットの方が大きい。通帳が発行されなくても、利用する上では何も困ることはないため、心配は無用。通帳がないことを不安に感じ、ネット銀行の口座開設を躊躇している人は、これを機にぜひ開設をしてみてはどうだろうか。

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