2016年01月21日 07時20分

FPが解説! 【ネット銀行】上手に選ぶ3つの重要ポイント

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マネーに詳しいFPがネット銀行選びのポイントをピックアップして解説!

 「ネット銀行」とひと言にいっても、各社でサービス内容や魅力は異なり、どこを選べばいいのか迷ってしまう人もいるだろう。そこで今回は、マネーに詳しいファイナンシャル・プランナーが、ネット銀行を選ぶ際に注目すべきポイントを3つピックアップし、初心者にもわかりやすく解説する。

■大きな買い物があるなら「目的別預金」対応の銀行を!

 ネット銀行を選ぶ際に重要なのは、「目的を明確にする」ことだ。せっかく口座を開設しても、自分の目的に合ったサービスがなければ全く意味がない。

 例えば、住宅や自動車など大きな買い物を考えている場合、目的ごとに目標期間や金額を設定して預金することができれば便利だ。住信SBIネット銀行やソニー銀行には、この「目的別預金」のサービスがあり、複数の目的の資金を一人の名義内で分けて管理できる。住信SBIネット銀行では、口座を開くと1アカウントで目的別に最大5口座を持つことも可能だ。資産の状況や目標額への達成率も一目でわかるようになっており、管理しやすい。

■老後の備えは「自動積立定期預金サービス」

 老後のために長期間にわたってコツコツお金を貯めたい場合は、「自動積立定期預金」のサービスがあると便利だ。自動積立定期預金とは、普通預金口座から毎月決まった額を自動的に定期預金に振り替えるもので、ボーナス月に積立額を増やすこともできる。この設定ができる銀行の口座を給与振込用にして、給与日以後を積立日にしておくと、着実にお金を貯めることができる。

 ただし、このサービスは一般の銀行ではメジャーだが、ネット銀行にはほとんどない。ソニー銀行は、実施している数少ないネット銀行のひとつだ。

■手数料と金利は? メインバンクとの連携可否も要確認

 目的が明確になり、それに沿ったサービスの有無を確認できたら、「ATM利用時の手数料(送金時の振込手数料も含む)」「定期預金など預ける際の金利」「住宅ローンなどを借りる際の金利」についても吟味しておきたい。

 さらに、自身のメインバンクとの連携可否まで確認できれば完璧。銀行同士の組み合わせによって、メインバンクからネット銀行にお金を移す際に振込手数料がかからないようにするためだ。
 
 今回解説したポイントを参考に、自分の目的に合ったネット銀行を選んでみてはどうだろうか。

【文/高山一恵】
ファイナンシャル・プランナー。株式会社Money&You取締役(http://moneyandyou.jp/)。女性にお金の知識を伝えるべく講演、執筆、個人マネー相談など精力的に活動を展開している。著書「パートナーに左右されない自分軸足マネープラン」(日本法令)「史上最強のFP2級AFPテキスト」「史上最強のFP3級テキスト」(ナツメ社)など多数

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