2016年04月24日 09時50分

貯まる人はやっている! 給料日後にやるべき“3つの行動”

貯蓄の秘訣は給料をもらった後にする“3つの行動”がカギとなる? [拡大する]

貯蓄の秘訣は給料をもらった後にする“3つの行動”がカギとなる?

 お給料が出たら、皆さんはどんなことをしているだろうか。何も考えずに使っていると、当然貯金は難しくなってしまう。実は、貯まる人と貯まらない人との違いは、お給料をもらった後にする行動や心がけに大きな差があるのだ。そこで今回は、お給料をもらったらすぐにやりたい3つのことをお伝えしよう。

【1】とりあえず貯金を確保する
 「お金が残ったら貯金する」と思っていても、実践できないまま次のお給料日になってしまうものだ。これではなかなか貯められない。お給料が入ったら、すぐに「貯金」を確保しておくことが大切だ。

 勤務先に「財形貯蓄」があれば、真っ先に検討しよう。毎月、貯金分が引かれてからお給料が振り込まれるので、強制的に貯めることができる。月々1万円や2万円などと、無理のない範囲で設定すれば、その後の手続きは不要でどんどん貯まっていく。

 勤務先に財形貯蓄の制度がなければ、銀行の自動積立定期預金を申し込もう。これも給与天引きのような感覚で、確実に貯めていくことができる。もし、「貯金専用口座」を持っていたら、毎月1万円や2万円などと決めたお金をおろし、貯金専用口座に自分で移し替えるのも手だ。

 先に貯金さえ確保してしまえば、手元に残ったお金を全部使い切っても、必ず貯まるようになる。

【2】1ヶ月分のお金を「1回」で引き出す
 「貯まらない」と悩んでいる人は、ATMでちょこちょこお金を引き出している人が多い。それでは、自分がどれだけお金を使っているかがわからなくなってしまう。

そこで、お金を引き出すのは月1回だけにしよう。クレジットカード払いや銀行口座引き落とし以外で現金で使う金額を考えて、お給料が出たらまとめて1回で引き出すのだ。その現金だけを、次のお給料日まで使うように心がければ、お金の使いすぎを防ぐことができる。

【3】給与明細をチェックする

 お給料が出たら、手取り金額だけをチェックして、それ以外の細かいところを見ていないのではないだろうか。最近は、給与明細の手渡しが減り、PC上でチェックするケースが増えているが、少々手間だとしても、給与明細をチェックすることで、貯蓄につながっていく。

 確認したい主なポイントは、「総支給額」「各種手当」「控除」の3つだ。総支給額で、自分がどれだけ稼いでいるのかを確認しよう。各種手当では、残業や休日出勤など、プラスアルファのお金がどれだけ入っているかをチェック。例えば、資格取得などにより、手当が出る資格手当などがあるかもしれないので、勤務先の制度を調べておくといいだろう。控除では、厚生年金保険料、健康保険料、雇用保険、所得税、住民税をチェック。社会保険料(厚生年金、健康保険)は増えている傾向にあり、総支給額が以前と同じでも、社会保険料のアップにより、手取りが減っていることもある。

 以上、お給料が出たら、すぐにやりたい3つのことをお伝えした。「お金が貯まらない」と悩んでいる人は、次のお給料日から、ぜひ実践してみよう。それだけで、少しずつ“貯まる人”に変わっていけるはずだ。

(ライター:西山美紀)
ファイナンシャルプランナー。1万件以上のマネーデータを分析し、500人以上にマネーの取材経験あり。マネーや女性の生き方などをテーマに取材・執筆・記事監修などを行う。男の子、女の子の2児の母でもある。ブログ:http://ameblo.jp/nishiyamamiki/

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