2016年06月12日 10時20分

「ボーナスの預け先」候補はこの3つ! 安心&高金利が魅力

貯蓄額を一気にアップするためにも、オススメの預け先候補をおさておこう [拡大する]

貯蓄額を一気にアップするためにも、オススメの預け先候補をおさておこう

 6月も中旬に入り、「ボーナスが出たら何に使おう」と楽しみにしている人も多いのではないだろうか。実は、ボーナスは使う楽しさがある一方、一部を貯めれば1年間の貯蓄額を一気にアップできるチャンスでもある。そのため、使いきる前に3分の1〜半分くらいは貯めるようにしたい。そこで今回は、オススメの預け先候補を3つお伝えしよう。「超低金利だし、定期預金では金利が低いけれど、投資は怖い…」と思っている人は特にチェックしてほしい。

(1)個人向け国債 変動10年

 国が発行する債券で、一般の人も購入できる『個人向け国債』は、証券会社だけでなく、主要銀行やゆうちょ銀行などでも購入可能。1万円単位で買えるので、気軽に始められるのが魅力だ。

 購入後、1年たったら解約でき、その際のペナルティとして直前2回分の利子が差し引かれるが、それによって元本割れがないという点も安心だ。また、最低金利として0.05%が保証されている点も大きなポイント。今後さらに金利が下がったとしても、0.05%を下回る金利になることはないので、メリットといえるだろう。

 個人向け国債の種類は『固定3年』『固定5年』『変動10年』の3つだが、超低金利の今は『変動10年』がいいだろう。6月30日まで募集している第75回債であれば、現在は0.05%の金利だ。変動金利なら、金利が半年ごとに見直されるため、もし今後上がった場合に預け替える手間もなく、金利上昇の恩恵が受けられる。

(2)地方銀行のインターネット支店の定期預金

 超低金利の時代が到来しているが、その中でも比較的高い金利をつけているのが、地方銀行のインターネット支店だ。インターネット支店なら、その土地に住んでいなくても基本的に口座開設はできるので、給与振込用としている銀行とは別に口座を開き、「貯める口座」として利用するのもいいだろう。

 1年ものの定期預金の金利は、都市銀行では0.01%程度。だが、高知銀行インターネット専用よさこいおきゃく支店では0.3%(100万円以下の場合)、静岡銀行インターネット支店で8月31日まで扱っている『ウルトラ金利』では0.22%と、比較的高い金利がついている。

(3)ネット銀行や流通系銀行の定期預金

 ネット銀行や流通系銀行も主要銀行より比較的高い金利をつけている。1年ものの定期預金の金利を見てみると、ソニー銀行が8月31日まで行っている『夏の特別企画』では0.15%、オリックス銀行の『eダイレクト定期預金』では0.20%だ。上述の(2)と同様、「貯める口座」として活用するのもいいだろう。つい引き出して使ってしまうことも少なくなるはずだ。

 以上、ボーナスの一部を貯める際に、考えられる預け先を3つお伝えした。なかには、「全額貯めるぞ!」と気合が入っている人もいるかもしれないが、ストレスをためないためにも一部は使い、楽しみながら貯めることをオススメしたい。

※金利はいずれも2016年6月6日時点、税引き前。最新情報は各HPなどで確認してください

(ライター:西山美紀)
ファイナンシャルプランナー。1万件以上のマネーデータを分析し、500人以上にマネーの取材経験あり。マネーや女性の生き方などをテーマに取材・執筆・記事監修などを行う。男の子、女の子の2児の母でもある。ブログ:http://ameblo.jp/nishiyamamiki/

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