2016年06月26日 09時30分
旅行資金はどう貯める? 高利回りで”オトクな方法”をFPが紹介
“旅行積立”をすることで、賢くオトクに旅行資金を貯めることができる
夏が近づき、旅行の計画を立てている人も多いだろう。「国内も海外もお金がかかるな…」と頭を悩ませているかもしれない。そこで知っておきたいのが、事前に積み立てることでオトクに利用できる“旅行積立”という方法だ。今後の長期休暇に向け、選択肢のひとつとして検討してみてはいかがだろうか。
■旅行積立は高利回りでオトク
旅行積立とは、大手旅行会社や航空会社などが扱っているサービスで、一定期間お金を積み立てると“ボーナス”が加算され、まとめて航空券代やツアー代などにあてることができるものだ。
タイプは主に2つあり、毎月5000円といった一定額を貯めていく方法と、先に一括でお金を貯める“一時払い”という方法がある。ボーナスが上乗せされる金額を年利換算すると、一般的にはだいたい1.75%で、最大3%になるものもある。超低金利時代には、かなりオトクなサービスといえるだろう。
例を挙げると、旅行会社なら『たびたびバンク(JTB)』『旅したく(近畿日本ツーリスト)』『ドリームプラン(日本旅行)』『貯めチャオ(H.I.S)』。航空会社なら、『旅行積立 たびつみ(JAL)』『旅行積立プラン(ANA)』などがある。
また、コツコツと旅行資金を積み立てていけることもメリットだ。事前に準備しておくことで、旅行のために「ボーナスを全部使ってしまった」「貯蓄を取り崩してしまった」ということも防げるだろう。
■利用時の注意点
積み立てたお金の使い道は、基本的に積み立て先の会社が扱っている航空券代やツアー代に限られる。万が一、積み立て先の企業が倒産した場合、守られるのは預けたお金の半分程度となるので、貯めすぎには注意したい。
また、オトクだからといって、旅行にいく予定もないのに利用すると、単に余計な出費となってしまう。「合計○万円貯めて、○○に行きたい」などと具体的にイメージしてから利用するのがいいだろう。
以上、旅行積立というサービスについてお伝えした。今は超低金利時代で、ただ銀行にお金を預けていても、なかなか増えない。「毎年旅行をする」という人なら、旅行積立は一考の価値があるだろう。
(ライター:西山美紀)
ファイナンシャルプランナー。1万件以上のマネーデータを分析し、500人以上にマネーの取材経験あり。マネーや女性の生き方などをテーマに取材・執筆・記事監修などを行う。男の子、女の子の2児の母でもある。ブログ:http://ameblo.jp/nishiyamamiki/
>>さっそく確認! 利用者の満足度が高い【ネット銀行】ランキング
>>電子マネー活用術! ネット銀行で楽々チャージ