2017年04月08日 11時30分

続けやすいのはどれ? 人気の『家計簿アプリ』4つを比較してみた

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自分のライフスタイルに合った“家計簿アプリ”を選ぼう

 4月から社会人になったり、一人暮らしを始めたりと新生活がスタートした人も多いのでは。気持ちも新たに「自分のお金の管理を徹底しよう!」と考えている人に、まず実践をオススメしたいのが、毎月の収支を把握でき、便利に家計管理ができる『家計簿アプリ』だ。どれを選べばいいのか迷ってしまうほど、最近はたくさんの種類がある。家計簿を続けるためには、ただ高性能であるより“自分のスタイルに合ったアプリを選ぶこと”が大切。使いやすい家計簿アプリを見つけ、3年ほど利用している筆者が、今話題の4つの家計簿アプリについて、機能や特徴を比較・評価してみた。

■話題の家計簿アプリ、どんなものがある?

 筆者独自の基準で、家計簿アプリで重要な「操作性」と「続けやすさ」について総合的に判断し、5段階で評価した。

1)日本最大級のレシート家計簿アプリ「Zaim」(提供:Zaim)
評価:★★★★★ 
 家計のチェックだけでなく、資産管理まで行いたい人に向いているが、収支の確認のみや、予算内でお金をやりくりするツールとしても利用できる。ただし、レシートにシワや撮影する際に影があると、読み取り機能が正常に働かない場合もあるので注意が必要。

【主な機能・特徴】
・約1500の銀行やクレジットカードの入出金を自動取得、分類する
・医療費控除にあたる支出を自動抽出
・世界各国の155貨幣通貨に対応

2)楽すぎる自動家計簿「マネーフォワード」(提供:マネーフォワード)
評価:★★★★★
 提供会社の自社調査「お金の意識調査2017」で、利用者の約半数が収支改善を実感しているというアプリ。その金額は1ヶ月あたり約1万9000円で、年換算で約23万円にもなるそう。なお、マネーフォワードとSNSを連携させる機能を利用する場合は、個人情報や資産情報の流出を防ぐためにSNSのパスワード管理を徹底しよう。

【主な機能・特徴】
・銀行やカードで使ったお金を「食費」や「光熱費」などに自動分類
・毎日の通知で付け忘れを防げる(お金を使ったらカンタン手入力)
・「ねんきんネット」と連携すると将来受け取れる年金額をいつでも確認できる

3)家計簿より楽ちん「Moneytree(マネーツリー)」(提供:マネーツリー)
評価:★★★★☆
 シンプルに家計簿を付けたい人向けのアプリ。入力や確認に手間をかけず、続けやすさに長けている。ただし、各管理画面に図や表が少なく、デザインがシンプルな分、視覚的な分析やカラフルさを重視する人にとっては物足りなさを感じるかもしれない。

【主な機能・特徴】
・銀行口座、クレジットカード、電子マネー、マイル、ポイント、証券などを登録するだけで残高、利用明細が自動的に更新される
・収支の状況を自分流に活用し、一生に渡って資産情報が保存される

4)レシート撮影で人気の簡単家計簿アプリ「Dr.Wallet」(提供:Bear Tail)
評価:★★★☆☆
 手間のかからない家計簿を使いたい人におすすめ。他のアプリと違い、撮影したレシートをオペレーターが目視で確認して入力するため、内容の正確さは群を抜いている。面倒さを極力回避しているので、家計簿を続けやすい一方、データ入力までにタイムラグが生じる点は留意したい。

【主な機能・特徴】
・レシートを撮るだけでオペレーターが入力代行してくれる
・賢い自動カテゴリ分類データベースで、自動的にどのカテゴリが適切か判断

 家計簿は、続けてこそ意味があると言えるだろう。そのためには、操作を楽しみながら使えるアプリを選ぶことがポイントだ。今回紹介した4つのほか、無料で利用できるタイプで使い勝手を試しながら、お気に入りを見つけてほしい。

※データはすべて2017年3月21日調査時点

【文/武藤貴子】
ファイナンシャル・プランナー(AFP)。会社員時代、お金の知識の必要性を感じ、AFP(日本FP協会認定)資格を取得。二足のわらじでファイナンシャル・プランナーとしてセミナーや執筆を行う。独立後はネット起業のコンサルとともに、執筆や個人マネー相談を中心に活動中。著書に『いちばん稼ぎやすい簡単ブログ副業』。

【監修/SAKU】

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