2017年04月15日 10時40分

貯蓄への第一歩! 手帳を“家計簿代わり”に活用する方法とは?

【画像】ぐうたら たまよさんが手帳のウィークリースペースに記入している一例 (C)tamayohappyhome.com [拡大する]

【画像】ぐうたら たまよさんが手帳のウィークリースペースに記入している一例 (C)tamayohappyhome.com

 書店や文具店で新しい手帳が並んだのも、つい最近のこと。新年度を迎え2週間ほど経ったが、手元の手帳はどう活用できているだろうか。毎日使うのだから、家計簿としても活用できたら一石二鳥だ。今回はブログでリアル家計簿を公開している30代の主婦“たまよさん”に取材し、手帳を家計簿として使う活用ワザを探ってみた。

■主な記入項目

 家計簿対応の手帳であれば、ウィークリースペースに日々の書き込みと週ごとの集計ができる。家計簿対応でない場合は、手帳のウィークリーやマンスリースペースに書き込む準備をしよう。項目を書くためには3行用意しておく。

 項目は「食費(外食費も含む)」「雑費(日用品など生活に必要なもの)」「その他(食費や雑費以外のすべて)」の3つ(画像参照)。レジャー費や交際費などは「その他」に入れる。カード払いや固定費など生活費として考える“現金出費”は、別のページで1ヶ月分を管理しておくとよい。

■記入のルールは自分流でOK

 ウィークリースペースの記入例の通り、スーパーや飲食店などお金を払った店とその金額を記入している。ただし、1アイテムしか購入していない場合では、店の名前ではなく、商品名と金額を書くというルールにしよう。これも長続きするポイントになる。購入品によって詳細に書いたり、書かなかったりと自分流のルールで構わない。

■毎日の記帳でレシートが不要に

 まとめて記帳するのは大変なので、毎日コツコツつけるのが結果的に楽だ。たまよさんの場合、毎日会社に持っていき、空き時間に記入しているとのこと。自宅では家事や育児に追われているため、家で記帳することはあまりないそうだ。

 実は、これが手帳のメリット。手帳はサイズが小さいので、持ち運びには便利。レシートは記入すればすぐに処分するため、財布の中がレシートいっぱいになることも避けられる。また、財布の中身と手帳の支出額が一致していなくても、慌てないように。1000円となると問題だが、1円や100円くらいなら大目にみよう。

 ただし、あまり一致しないことが多いなら原因を考えるべきである。お金にルーズになってしまうきっかけとなるので気をつけたい。

 このように手帳を家計簿代わりにすると、レシートがなくても支出記録は忘れることなく、日々の消費行動を意識することができる。どんなときに何を買っているのか、自分の支出パターンを知ることは貯蓄への第一歩だ。

【取材協力/ぐうたら たまよ】
1980年生まれ。都内4人家族、賃貸暮らしで共働き。借金&貯金ゼロから一念発起して貯金生活をはじめる。ブログでリアル家計簿公開中。試行錯誤しながらも楽しく暮らせる貯金ライフを目指し中。http://tamayohappyhome.com/ 「30代主婦たまよ お金と生活を見直そう」

【文/竹谷希美子】ファイナンシャル・プランナーCFP

【監修/SAKU】

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