2017年05月21日 11時40分

マイナスからプラス家計に逆転! 手帳を活用したカンタン貯蓄術

忙しい人こそ必見? カンタン貯蓄術を紹介 [拡大する]

忙しい人こそ必見? カンタン貯蓄術を紹介

 仕事や家事に追われて、「家計簿をつける時間がなかなかとれない」という人も多いかもしれない。そこで今回は、マイナス家計から貯蓄できるプラス家計に逆転させたという主婦ブロガー“たまよさん”が実践している、家計のやりくり方法を検証。忙しい人でも真似できそうな、手帳を活用した貯蓄術を紹介する。

■「予算」は2週間かけて計画

 たまよさん宅では、毎月15日が給与日で、給与日から月末までの約2週間かけてじっくり翌月の予算を考える。この期間は口座の移動を行ったり、現金を用意するだけでなく、その時点の家計状況も把握できるので、当月の予算を見直せる期間でもある。

 ここでポイントとなるのは、家計管理を給与日から翌月の給与日までの1ヶ月間ではなく、5月、6月…などカレンダー通りの月単位にしていることだ。この方法なら、マンスリーごとに管理できる手帳の長所を活かすことができる。

 予算が確定したら手帳に書き込む。予算立ての際は、手帳に翌月の「支出が決まっているお金」と「貯蓄分」を分けて記入する。さらに「支出が決まっているお金」は、「現金」と「銀行引き落とし分」に分解して記入する。


■貯蓄タイミングは予算立て時と月末

 貯蓄のタイミングは2回設定している。1回目は、予算立てをする際に貯蓄分を先取りし、2回目は月末だ。予算のうち余った分は、翌月に繰り越しをしないで貯蓄に充てる。基本的にはこの2回だが、ほかにも、借入金を完済したときや、昇給したときなど、余裕が出るタイミングもあるだろう。つい使ってしまいたくなるが、そんな時こそチャンスと心得、貯蓄に回そう。

 実はたまよさんは1年前、約130万円の借入金があった。その頃は「どんぶり勘定」だったが、手帳を活用してこまめに家計簿をつけるようにしたところ徐々に黒字家計になったとのこと。貯蓄のコツは、「予算をオーバーしないこと」だそうだ。そのために、日頃から手帳に消費した記録を記入しておくことが大切なのだろう。

■手帳は外出用と自宅用の2冊を用意

 また、手帳の保管・管理には十分注意したい。たまよさんは資産をすべて書き込んだ手帳を持ち運ぶのは、万が一、紛失した時のことを考えると怖いので、手帳には「やりくり費」や予算立てのみを記入し、貯蓄用は別のノートを用意して自宅で管理。家計簿への記入は溜めこまないように会社で済ませ、貯蓄管理は、土・日曜の朝など、子どもがTVを観ている静かな時間を利用しているとのこと。

 たまよさんの手帳を活用した家計管理のコツは、“スキマ時間を活用してこまめに家計簿に記入する”こと。家事や子育て、仕事などでまとまった時間がとれない人こそ、外出先にも持ち運べる手帳を活用しよう。

【取材協力/ぐうたら たまよ】
1980年生まれ。都内4人家族、賃貸暮らしで共働き。借金&貯金ゼロから一念発起して貯金生活をはじめる。ブログでリアル家計簿公開中。試行錯誤しながらも楽しく暮らせる貯金ライフを目指し中。http://tamayohappyhome.com/ 「30代主婦たまよ お金と生活を見直そう」

【文/竹谷希美子】
ファイナンシャル・プランナーCFP

【監修/SAKU】

>>実際の利用者が選ぶ ネット銀行満足度ランキング

>>“お金が貯まる人”の習慣 キーワードは「身体を動かすこと」

オリコン日本顧客満足度ランキングの調査方法について

当サイトで公開されている情報(文字、写真、イラスト、画像データ等)及びこれらの配置・編集および構造などについての著作権は株式会社oricon MEに帰属しております。これらの情報を権利者の許可なく無断転載・複製などの二次利用を行うことは固く禁じております。