2018年04月05日 08時50分

まずは貯めることから ネット銀行の“定期預金”で資産形成

店舗に出向かずに預け入れができる、ネット銀行の定期預金について解説(画像はイメージ) [拡大する]

店舗に出向かずに預け入れができる、ネット銀行の定期預金について解説(画像はイメージ)

 貯金が苦手な人や、資産運用に興味はあるがどうしていいかわからないという人は、まずはお金を別の場所で貯める経験値を積むのがいいだろう。「定期預金」なら、気づけばまとまったお金が貯まっていたということになり、始めやすい。さらにネット銀行なら、店舗に出向かずに預け入れができるので、始めるハードルが一気に下がる。ネット銀行では金融商品から住宅ローンまで多岐に渡る商品を提供しているが、今回は「ネット銀行の定期預金」について紹介しよう。

■最大のメリットは“使い勝手の良さ”

 定期預金は、目的に向かってコツコツと貯めることができるのが最大のメリットだ。さらにネット銀行なら、基本的に通帳の発行がなく、パソコンやスマートフォンから、システムメンテナンス時間を除き24時間いつでも預け入れができる。預入期間は1ヶ月から5年、または10年以内としている銀行が多い。1回の預入金額は1万円からとする銀行もあれば、1円や1000円からの銀行もある。金利は一般的な銀行の定期預金に比べると高いが、それでも1%を切っているのがほとんど。そのため、金利で比較するより使い勝手の良い、長く続けられるネット銀行を選ぶのがいいだろう。定期預金には満期があるので、満期が来れば預け入れした元本と利息を受け取ることができる。また、万が一金融機関が破綻した場合、元本1000万円までと破綻日までの利息が保護される「預金保険制度」の対象でもある。中途解約については、一般的に預け入れした当日など例外を除けば可能だが、預け入れした期間に応じて、中途解約のための金利が適用されるので注意しよう。

■銀行ごとの打ち出し方をチェック

 ネット銀行の定期預金は、各社様々な打ち出し方をしている。たとえば、定期預金とキャッシュカードを併せてキャンペーンしており、そのカードに付いたポイント機能のポイントが貯まる仕組みをメリットとしている銀行もあれば、新規限定で金利を上乗せできる銀行もある。また、「定期預金+外貨定期預金」「定期預金+投資信託」のように、定期預金と他の金融商品を組み合わせたキャンペーンを行う銀行もあるが、このような商品を選ぶ場合、定期預金以外の金融商品について理解が必要だ。

 この春、入社した新社会人や貯蓄を考えている人が、すぐにでも始められるのがネット銀行の定期預金。資産づくりの仕組みのひとつとして、貯蓄初心者も知っておこう。

【文・監修:SAKU株式会社】
しあわせな人生をデザインする会社、人生とお金をコンセプトとする編集制作プロダクション。これまでの金融・経済やマネーのイメージをくつがえす「発想力」を展開中。

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