日本コカ・コーラ、世界初の自動販売機向けARアプリ配信「自販機の歴史の分岐点に」

世界初となる自動販売機向けアプリ「自販機AR」のデモンストレーション (C)ORICON ME inc. [拡大する]

世界初となる自動販売機向けアプリ「自販機AR」のデモンストレーション (C)ORICON ME inc.

 日本コカ・コーラは25日、世界初の自動販売機向けARアプリ『自販機AR』の配信を記念し、生みの親ともいえる開発者ユニット・AR三兄弟とともに公開デモンストレーションを行った。ゲストの長男・川田十夢氏は「コカ・コーラの自動販売機の歴史は、日本の自動販売機の歴史そのもの」と述べ、「自分たちが開発した自販機ARが、後の考古学者たちから“自動販売機の歴史の分岐点だった”と言われたい」と、熱弁をふるった。

 同イベントに登壇した同社の自販機担当・中里泰雄氏は、消費者から求められている自動販売機の今後の課題について「節電」と「買う楽しさ」の2点を挙げる。後者の克服の1つが今回のARアプリ導入だと明かし、『自動販売機でコインを入れてボタンを押して帰る』この一連の動作のなかに“楽しさ”を取り入れることで、「魅力的な購買体験を提供していきたい」と、意欲的に語った。

 同アプリは、携帯電話のカメラ部分をピークシフト自販機(※)に描かれたポーラーベアに向けると、画面にポーラーベアが出現。足元をタップすると、くすぐったがりながら笑い声をあげたり、雨天時にかざすと、画面の中でも雨が降りだし、ポーラーベアが傘をさす。また朝・昼・夜でもその時間帯に合わせた動きが見られるなど、時間や天気と連動した、仕掛けがある。また、自動販売機に並んだ、「コカ・コーラ」と「コカ・コーラ ゼロ」にかざすと、それぞれ現在放映中のTVCMが再生され、最後に画面をタップすると公式Facebookにジャンプできるなど、消費者の能動的な楽しみ方をアプリが実現している。

 川田氏は「AR自体は浸透してきたが、斬新さを欠いてはARではない」と明言した上で、「自動販売機だからこそ“押す”という動作を活かして、新たなARの見せ方に挑戦できた」と自信たっぷり。夏に向け、「今後は“電子オマケ”のような、面白いコンテンツを提案していきたい」と、展望を明かした。

 無料アプリ『自販機AR』は25日よりGoogle Play、App Storeで配信スタート。

※ピークシフト自販機・・・日本コカ・コーラが2011年の東日本大震災後、「節電」に貢献する自動販売機を開発。冷却のための電力使用を、一般的に電力使用が「ピーク」となる日中から、比較的電力に余裕がある夜に「シフト」し、冷却のための電力を最長16時間使用しないことで、95%の節電を実現した。

雑誌『ソトコト』の編集長が語る「ピークシフト」と「追い込まない節電」


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