RO水とは?天然水との違いやメリットを解説

RO水とは?天然水との違いと特徴を解説

日本で販売されているウォーターサーバーの水の種類は様々ですが、人工的に添加されているか否かによって「RO水」と「天然水」に分けることができます。今回はRO水の特徴やメリット、天然水との違いなどを紹介します。

RO水とは

ウォーターサーバーやミネラルウォーターで利用されている水は、RO水天然水の2つに分けることができます。RO水とは、原水をRO膜(逆浸透膜)でろ過することにより、不純物や雑菌などを取り除いた水です。ただしろ過の際にミネラル分までカットされてしまうため、後から人工的にミネラルを添加します。
RO膜(Reverse Osmosis Membrane)とは、ろ過膜のひとつです。水の分子は通しますが、一般の浄水器では除去できない鉛やヒ素をはじめとする不純物のほとんどを除去してしまうため、純水に近い状態にしてしまう能力を持ちます。
そのため、RO水は「ピュアウォーター」「逆浸透膜水」などとも呼ばれます。

RO膜水は水道水の品質があまりよくないアメリカで開発されました。
アメリカでは実に7割以上の一般家庭がRO膜水を取り入れているそうです。

RO水のメリット

RO水は、フィルターによってウィルスや雑菌、ダイオキシンやトリハロメタンなど様々な有害物質を取り除いているため、安全性や衛生面は非常に良好だといえます。ただし、体によいミネラルや殺菌成分まで除去してしまいます。そのため、ミネラルウォーターとして販売されるときは、純粋な水にミネラル分を加えています。

また、RO水は不純物を取り除いた限りなく純水に近い水のため、無味無臭で癖のない飲み口です。素材の味を引き出しやすく、食品に含まれる栄養素を損なうことも少なく、料理にも向いている水だといえるでしょう。

さらに、水道水から採水してフィルターでろ過すればRO水が簡単に作れるというメリットもあります。そのため、ウォーターサーバーの多くの業者がRO水を採用しています。天然水よりもリーズナブルな料金で水を提供できることもメリットです。

天然水との違い

天然水(ナチュラルウォーターまたはミネラルウォーター)とは、地下水を源泉とし、人間の手を加えられていない水のことです。ミネラルを豊富に含んでおり、健康を意識する人に支持されています。RO水との違いを書き出すと以下のことがいえるでしょう。

原水

RO水は、ミネラル・不純物・雑菌など様々な成分が含まれた水を原水としています。RO膜(逆浸透膜)で原水をろ過することにより、純度の高い飲料水をつくります。それに対して、天然水は採水地にこだわったきれいな水を使用しています。

処理方法

RO膜水はRO膜(逆浸透膜水)によってろ過しています。天然水も雑菌を除去しますが、マイクロフィルターを使った必要最小限の処理で原水の良さを大切にするという違いがあります。

成分の調整

RO水は逆浸透膜によって不純物とともにミネラルが除去されているため、ミネラルを人工的に添加しています(そのままの状態で販売されていることもある)。天然水は、天然のミネラルがそのまま含まれています。

価格

RO水は、水道水など簡単に手に入る水を原水とするため価格がリーズナブルです。天然水は地下水を採水し運搬するといったコストがかかるため、RO水と比較すると値段が高くなる傾向にあります。

RO水と天然水の違いを知って、自分にあったウォーターサーバーを選ぼう

「RO水」とは、ウォーターサーバーにも使われる水の種類で、不純物をろ過した純度の高い水のことです。無味無臭なので料理にも向いており、原水にこだわる必要がないため天然水よりもリーズナブルな価格で使えるというメリットがあります。
ウォーターサーバーによって、どちらの水を使っているかは異なります。2つの水の違いを知って、自分に合ったウォーターサーバーを選びましょう。

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