2011年10月25日 15時46分
注目のAndroid4.0の新機能は?
日本では11月発売予定のAndroid4.0を搭載モデル『Galaxy Nexus』 (C)ORICON DD inc.
Googleは25日、都内本社で最新版の Android 4.0(Ice Cream Sandwich)発表会見を行った。同OSは19日にNTTドコモが発表した『Galaxy Nexus』(11月発売予定)に搭載される。会見にはAndroid グローバルパートナーシップ・ディレクターのジョン・ラーゲリン氏が出席し、『Galaxy Nexus』のデモ機を使ってAndroid 4.0について紹介した。
注目の機能は顔認証システムの「フェイスアンロック」と「Android ビーム」。端末のロック画面に「フェイスアンロック」機能を搭載しており、パスワードやパターンを入力しなくてもカメラに顔を写すだけで認証が行われ、ロックを解除することができる。もう一つの「Android ビーム」は、NFC 対応の Android 搭載端末を近づけ、ビームを飛ばすことで、連絡先、ウェブサイト、アプリケーション、マップ、ナビゲーション、YouTubeの動画を簡単に共有することができる。
また、これまでのフォントでは、日本語の変換誤りや見づらい点もあったが、今回から日本人向けともいえる“モトヤフォント”が採用され、従来に比べて文字が読みやすくなっている。そのほか、緊急地震速報が搭載されたほか、端末の画面撮影ができるスクリーンショット機能も採用された。
なお、ジョン氏によると、「2011年10月現在でAndroidユーザーは1億9000万人以上おり、Androidマーケット登録アプリ数は30万以上ある」とのこと。iPhone 4Sが発売されたこともあり、AppleとGoogleの今後の動きに注目したい。