2012年02月01日 14時04分

ホンダ、気仙沼復興支援で『リズム歩行アシスト』『フィット』等を提供

宮城県気仙沼市の復興支援プロジェクトにホンダが提供したリズム歩行アシスト [拡大する]

宮城県気仙沼市の復興支援プロジェクトにホンダが提供したリズム歩行アシスト

 東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市の被災者に継続的な支援を行う『気仙沼〜絆〜プロジェクト』(運営主体・独立行政法人産業技術総合研究所)に、ホンダが現在研究中の歩行補助機『リズム歩行アシスト』などを提供した。仮設住宅に住む高齢者や脚力が低下した被災者などの生活をサポートするほか、同取り組みで得られたさまざまなデータやノウハウを今後の支援活動や災害支援の発展に役立てる。

 ホンダが用意したのは、『リズム歩行アシスト』2台のほか、被災者のカーシェアリングサービスに利用する『フィット ハイブリッド』、『フィット(助手席回転シート車)』各1台。また、先月28日に五右衛門ヶ原仮設住宅(気仙沼市内)へ設置したトレーラーハウスに、ガスを燃料に電気と温水をつくる熱電併給システムのコアユニット『ガスエンジンコージェネレーションユニット』1台を提供している。

 『リズム歩行アシスト』は1986年よりスタートした「人間型ロボット」研究の一環で作られたもの。2足歩行ロボット・ASIMO同様、人の歩行研究データをもとに開発されおり、太もも上部のモーターに内蔵された角度センサーと腰の部分にある制御コンピュータによって、脚の動きに合わせた歩行補助を行う。現在開発中のもので重量2.8 kg、連続で約2 時間使用できるなど実用的になりつつあるが、現時点で製品化の予定はない。

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