2012年05月18日 09時56分

今夏も“節電自販機”に 全国清涼飲料工業会発表

 清涼飲料メーカーの業界団体である一般社団法人全国清涼飲料工業会は17日、今夏も業界全体で節電対策に取り組むと発表した。節電が必要な地域や電力需要が高まる期間・時間帯に“冷却機能の輪番停止”などを行うことを検討している。

 同団体ではこれまでも7〜9月の電力消費の多い時間帯である午後1時〜4時に冷却機能を停止し、屋内に設置されている自販機については24時間消灯を行うなどしてきた。また、昨年は東日本大震災と原発事故を受けた政府の節電協力要請に対し、「時間帯グループ輪番制等による冷却機能停止」一部自販機の「販売休止」を実施。東京電力管内の自販機約87万台で6.5万kW以上、東北電力管内の約26万台で1.2万kW以上を削減。冬季にも節電対策を実施していた。

 日本コカ・コーラ、キリンビバレッジ、サントリー、アサヒ飲料、伊藤園、ダイドーなど各メーカーもあわせて節電対策を発表。省エネタイプのヒートポンプ式自販機やLED照明自販機などを積極的に推進していく。

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