2008年06月17日 10時00分

「将来に不安」、夏ボーナスでやりたいこと1位に『貯金』


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今年の夏ボーナスでしたいこと、1位は【貯金】

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 6月も後半に差し掛かり、いよいよ夏のボーナス商戦が本格化。ボーナス需要を見込んだ様々なセールスなども展開される。そんな中、オリコンが20代〜50代の社会人に『今年の夏ボーナスでやりたいこと』について調査したところ、【旅行に行く】、【美味しいものを食べに行く】などの娯楽を差し置いて、【貯金をする】(33.8%)が1位という結果となった。「先行きの経済に不安がある」などの意見が集中し、ガソリンから小麦まで、さまざまなものが値上げする今、将来を考えて貯金にまわす人も増えているのかもしれない。

「いろいろ値上がりしていて、お金が何かと掛かるから」(長野県/20代/男性)、「値上がりして将来が不安」(三重県/30代/男性)のように、食料・日用品の値上げラッシュに不安を感じているという回答が多数。相次ぐ値上げは、生活に打撃を与えているようだ。そのほか、もちろん「家を建てたいから」(岡山県/30代/男性)という願望を持って貯金する人もいれば、「貯金が趣味だから」(千葉県/20代/女性)なんていう人も。

 夏ボーナスでやりたいこと、2位は【国内旅行に行く】(32.0%)。日頃の労働で溜まった「ストレス解消」(愛知県/40代/女性)や、「気分転換」(神奈川県/30代/女性)を目的にする人が多く、特に温泉や沖縄旅行など、癒しを求めるようなスポットに人気が集まった。また、【海外旅行に行く】(15.3%)も5位にランクインしている。

 3位は【美味しいものを食べに行く】(16.8%)こと。「あまりお金をかけなくても贅沢気分が味わえる」という声が多く、手軽な気分転換方法として票を集めたようだ。中には、「友達や家族と揃う良いチャンスだから」と答える人も。

 また、平行して行った『今年の夏ボーナスで買いたい物』については、07年冬ボーナス調査時の結果と同様、1位【洋服】(16.7%)、2位【靴/サンダル】(13.6%)だったが、3位は変わって前回9位だった【液晶テレビ】(13.1%)がランクイン。2011年の地上デジタル放送への移行が近づいたこと、夏の北京オリンピックなどが影響しているといえそうだ。

(4月23日〜4月25日、自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員の中で、公務員、経営者・役員、会社員、契約社員・派遣社員の、20代、30代、40代、50代の男女、各125人、合計1,000人にインターネット調査したもの)


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