2008年08月08日 09時00分

話題の“スピード社水着”が、表参道に期間限定ショップ

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 北京五輪の競泳日本代表選考で話題となった、スピード社の水着「LZR LACER(レーザー・レーサー)」。国内で同ブランドを販売するゴールドウイン社は、8日(金)から17日(日)までの間、東京・表参道ヒルズに期間限定ショップ『SPEEDO ショップ』をオープン。問い合わせが多数寄せられている「レーザー・レーサー」だが、同社は「魔法の水着なんてない」とメッセージを放ちつつ、同ショップでスピードブランドの理解と認知度アップを狙う。

 スピード社は1928年に誕生。以降、五輪を含めた競泳の世界大会で、同社の水着を着用した選手たちが金メダリストとなり、有名ブランドになった。2008年、北京五輪の競泳日本代表選考会を兼ねた大会で、「レーザー・レーサー」を着用した選手たちが自己ベストや日本新記録を連発。その驚異的な状況により、同水着は“魔法の水着”ともてはやされた。日本水泳連盟は同社と契約をしていなかったが、北京五輪に向けて、異例の同水着解禁の方針を決定。一連の“レーザー・レーサー問題”は連日メディアで報道され、同社の名前と同水着は一般にも深く浸透した。

 オープン前日に行われた記者発表で、同社社長は「“魔法の水着”という言い方をされるが、レーザー・レーサーを着れば誰もが世界記録を出せるわけではありません。選手の地道な努力と高いポテンシャルをサポートするために作られた水着であり、一般の方を含め、頑張る選手たちのために開発を続けている」と挨拶。五輪代表選考と五輪水着問題で膨れ上がった“幻想”に自ら一石を投じ、「SPEEDOブランドの機能性やアイテムの幅広さにも目を向けてもらえれば」と今回のショップ開設の意図を語った。

 同ショップでは同ブランド水着の遍歴を辿るヒストリーコーナー、「レーザー・レーサー」の展示などを行うほか、Tシャツやパーカーなどアパレルラインのコレクション、ブランド生誕80周年記念のビーチライン・コレクション、高機能フィットネススイムウエアの販売も行う。ウエアについては、オープン当初はブランドイメージに合わせてシックなラインを展開するが、徐々にカラーアイテムも追加していくとのこと。

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