2008年08月09日 10時00分
子供たちの笑顔が咲いた、北京五輪開会式
8月8日(金)、現地時間午後8時から始まった北京五輪開会式。サラ・ブライトマンらが北京オリンピック公式テーマ・ソングを歌う中、会場には肌の色や瞳の色もさまざまな子供たちの笑顔をプリントした傘がいっせいに開いた。
写真は、北京オリンピック組織委員会が公募で集めたもののほかに、日本のアートディレクター・水谷孝次さんが10年にわたり、世界中を回って撮影した写真が使われた。
水谷さんは、阪神大震災後の神戸や米中枢同時テロ直後のニューヨーク、アフリカなどの発展途上国に出かけて行き、これまでに約3万人の子供の笑顔を撮影し続けてきた。その際に必ず、「あなたにとってメリー(幸せ)とは何ですか?」という質問に自筆で答えてもらい、写真に添付している。一連の活動は「MERRY PROJECT(メリー・プロジェクト)」と名付けられ、イベントや本、ウェブサイトなどを通じて発表してきた。
北京五輪開会式への写真提供は、開会式の総監督を務める映画監督のチャン・イーモウ氏から昨年末に要請を受けたという。
また、開会式に合わせて同日から東京・六本木ヒルズで「MERRY GARDEN!」と題した写真展も始まった。主にアジアで出会った子供の写真約100点を展示している。8月14日(木)まで。問い合わせは水谷孝次事務所TEL:03-3478-1931。
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