2009年07月13日 18時00分
マイスペースが“CDデータDL販売サービス”開始〜ポニーキャニオンと業務提携
『myspaceCD』のトップ画面
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エンタテインメント系ソーシャルメディアサイト『MySpace』を運営するマイスペースと、音楽レーベルのポニーキャニオンは13日、『MySpace』を活用しているユーザーのオリジナル音源を、オンライン上で“CD”としてデータ販売を行う新サービス『myspaceCD』の提供開始を発表した。同サービスは楽曲ごとではなく1枚のアルバム情報をやりとりする点が特徴で、初期登録費用や月額固定費用は無料。また、優れた楽曲やアルバムについてはCD制作を行い市場に流通させるという。
『myspaceCD』は、マイスペースユーザーがサイトにオリジナル音源を登録するだけでデータ販売できるサービスで、ジャケット画像データやレーベル面画像データのダウンロードも可能。購入者がパソコンを使いCD-Rに書き込むことで、市販CDのようなパッケージが完成する。販売価格は300〜1万円の価格候補から選択でき、CD単位での販売のため、曲間の秒数や微妙な音量の差など、制作者側の意図を作品に反映させやすい点もポイントになっている。販売手数料は販売価格の50%で、CDが売れた際に販売代金の25%をサービス基本使用料として計上する。
また、同サービスはオーディション機能も果たしており、登録された楽曲はポニーキャニオングループのディレクター、プロデューサーらが全曲試聴。優れた楽曲やアルバムについてはレコード会社から直接本人に連絡が入るほか、「さらに優秀な楽曲・アルバムについてはポニーキャニオンからのCD発売を検討する」という。
両社は同サービスについて「主にアマチュア、インディーズミュージシャンのオリジナル音源をオンライン上で“CD”として販売することにより、ユーザーの活動を支援するとともに、新しい消費者層を開拓し音楽業界の消費拡大に寄与する」と述べている。