2009年12月02日 06時00分
野村克也氏、“ぼやき”流行語TOP10入りに 「僕がぼやかなくなったらご臨終」
代理で出席した妻の沙知代夫人 (C)ORICON DD inc.
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前東北楽天監督・野村克也氏が数々の名語録を生み出してきた「ぼやき」が『現代用語の基礎知識 選「2009 ユーキャン新語・流行語大賞」』のTOP10入りを果たし1日、都内で行われた表彰式に沙知代夫人が代理として出席した。野村氏は仕事滞在先の大阪からの電話で受賞の喜びを「ぼやきは永遠なり。ぼやいてる間は元気な証拠。僕がぼやかなくなったらご臨終ですよ」と語り、会場の笑いを誘った。
今年の東北楽天の象徴となったノムさんは、この日も“舌”好調だった。野村氏は「27年キャッチャーをやってましたら、完璧主義が身に付いてくる。でも、理想には到達できず、その狭間にあるのがぼやきなんですよ。不平不満ですわ」と笑い混じりに語り、遠く離れた地からでも“らしさ”をみせつけた。
会場で報道陣のインタビューに応じた沙知代夫人は「家庭の中でぼやきはないのよね。私が恐くて言えないのかしら」とチクリ。さらに夫のぼやきの中でも『マー君、神の子、不思議な子』には「突然出たみたいであれはヒットだったと思う」と感心するも、「あとは、時々ヘッポコなのがあったわね」と一笑に付した。
また、同じく「こども店長」でTOP10入りし、同席した子役・加藤清史郎の印象を聞かれた沙知代夫人は「あの子はもう少し教育しないと。あいさつができてなかったわね。うちの孫の方がキチンとしている。なんでも原点は親ですよ」とバッサリ。相変わらずのサッチー節で場の空気を凍らせていた。
このほか、年間大賞は鳩山由紀夫首相の「政権交代」が受賞。TOP10には「事業仕分け」(行政刷新会議と事業仕分け作業チーム)、「新型インフルエンザ」(厚生労働省医系技官)、「草食男子」(小池徹平、深澤真紀)、「脱官僚」(渡辺喜美衆議院議員)、「派遣切り」(関根秀一郎:派遣ユニオン書記長)、「ファストファッション」(益若つばさ)「歴女」(杏)が選ばれた。
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