2009年12月28日 18時00分

2010年の国内旅行は西日本に人気が集中!?〜JTBが2010年の旅行動向見通し発表

2010年の旅行トレンド予測は西日本 (写真は、高知県高知市の坂本龍馬像)  [拡大する]

2010年の旅行トレンド予測は西日本 (写真は、高知県高知市の坂本龍馬像) 

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 JTBは28日、2010年の旅行動向見通しを発表した。国内旅行人数は前年比0.3%増の2億9000万人で、昨今の仏像ブームに加え、平城遷都1300年が開催される奈良や、NHK大河ドラマ『龍馬伝』の舞台となる坂本龍馬ゆかりの地、高知・長崎・京都、NHKドラマ『坂の上の雲』の舞台である愛媛県松山など、主に西日本に話題が集中すると予測。「2009年は旅行を手控えた消費者が、話題の集積する関西、四国、九州などを、テーマを持って周遊するといった一大ブームが起こる可能性もある」としている。

 同社は2010年の1泊以上の国内旅行人数について、新型インフルエンザによって大きく減少した2009年に比べると経済低迷の影響を受けながらも微増するとしたものの、節約志向を受け、平均消費額は前年比1.4%減(3万1500円)になると推計。また、手軽になった一眼レフカメラを持参した身近な旅、自転車や徒歩で街を巡る“まちなか観光”など、「自分の価値観や生活スタイルに合った旅が人気を呼ぶ」(同社)と予測している。

 また、円高基調と成田・羽田両空港からの増便、最大11連休も可能となる春のゴールデンウイークの影響で「海外旅行に行きやすい環境にある」ため、人数ベースでは同8.9%増の1680万人に増加するものの、平均消費額は“安・近・短”傾向を受けて同1.6%減の25万5000円になると推計している。

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