2010年01月14日 06時00分

ブルーレイソフト、女性からの期待度が上昇! 【購入したい】が63.1%

■2009年 Blu-rayソフト売上ランキング


 クリスマス商戦やお年玉商戦なども一段落した家電業界。だが、昨年暮れにはブルーレイの3Dフォーマットも決定するなど、2010年はAVメーカー各社も一気に“次世代AV”の普及に弾みをつけたいところだろう。そこでオリコンでは、ブルーレイディスク アソシエーション (BDA)と共同で20代から50代までのBlu-rayソフト鑑賞経験者の女性を対象にBlu-rayソフトの今後の購入意向を調査したところ、【購入したい】が全体の63.1%と高い割合を占めていることがわかった。

 【購入したい】主な理由としては、「好きな映画を綺麗な画質で見たいので利用したい」(埼玉県/20代/女性)や「映画館で見るよりも綺麗なことがあるから」(東京都/20代/女性)など、やはりその高画質な映像美に魅了された人が多い。また今後のBlu-ray のシェア拡大を見越してか、「将来一般的に普及すると見込んで」(兵庫県/20代/女性)という意見も目立った。

 また、【普段よく見るDVDソフト、またはブルーレイソフトは?】との問い(複数回答)には、「映画(洋画)」74.2%、「映画(邦画)」65.9%が上位を占め“映画”作品が圧倒的な割合を示したのに対し、未鑑賞経験者も含めた【今後、Blu-rayのソフトで観てみたいと思うジャンル】という調査では、「音楽(ライブ)」が66.7%と、「映画(洋画)」66.5%、「映画(邦画)」66.2%と肩を並べる結果となった。生のコンサートの臨場感を最大限に楽しむためにはBlu-rayの高画質が最適といったところか。

 だが、09年度のBlu-rayソフトのジャンル別売上シェアでは「アニメ」と「洋画」が圧倒的に高く、合わせて8割以上を占めている。つまり女性層が望んでいるジャンルと売上シェアでは大きな違いが見られる。今後「音楽」ジャンルに女性ユーザーを取りこむことが重要となるだけに、期待の高いジャンルのキラーソフトが登場すれば女性ユーザーを一気に惹きつける可能性も考えられる。そういう意味からも、27月にリリースされる日本興行収入 40億円を記録したマイケル・ジャクソンの映画『マイケル・ジャクソンTHIS IS IT』にさらなる起爆剤としての期待が高まる。

 だが、Blu-rayの普及にはまだまだ課題も多い。【Blu-rayレコーダー&ソフトに期待することは?】の問いには、「もっと価格が買いやすい値段になれば良いと思う」(北海道/20代/女性)と価格に対する要望が圧倒的に多かった。さらに「録画用のBlu-rayソフトの低価格化」(福島県/30代)とソフト面での低価格化への要望も挙がっているだけに、今後AVメーカー各社には、さらなる企業努力が期待される。

■調査期間:2009年12月4日(金)〜12月8日(火)
■調査対象者:Blu-ray Discレコーダー又はプレーヤー所有者 女性社会人556名(20代168人、30代158人、40代160人、50代70人)
■調査地域:全国
■調査方法:インターネット調査
■調査機関:オリコン・リサーチ株式会社  オリコン・モニターリサーチ




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