2010年04月27日 18時00分

GW中のタイ旅行はどうなる? 旅行会社各社の対応さまざま

■その他の写真ニュースはこちら

 もうすぐ突入するゴールデンウィーク。日並びが良く長い休みが取りやすい今年は、海外へ遊びに行く人も多いだろう。しかし、政情の混乱が続いているタイへの旅行は別。外務省が23日にバンコク及び周辺地域に対しての危険情報を「渡航の是非を検討」に引き上げてたこともあり、旅行者はもちろんのこと旅行会社各社も、大型連休を前にさまざまな選択に迫られている。

 24日よりツアー企画を中止しているJTBは26日、新たにGW中も中止にすると発表した。ツアー中止の延長期間は5月7日出発分まで。24日からこの日までの分を合わせると、計1070名が参加する予定だった。ただし、首都・バンコクに滞在しない、プーケットなどへのツアーは継続する。日本旅行も中止期間を延長し、バンコクへの滞在や同地を観光するツアーは7日まで取り止めた。阪急交通社は5月9日出発分までのツアー中止を決定している。

 近畿日本ツーリストは「事態が限定された地域で発生していること」「航空機が正常に運航されていること」などを理由にツアーの続行を決定。ただし、25日〜5月26日出発分までを対象に、一定条件のもとで取消料を免除する特例措置を実施する。H.I.S.も予定通り実施。4月25〜27日出発分までのバンコクを含むツアーに申し込んでいる人から取消の申し込みがあった場合取消料は免除するが、28日以降は通常時と変わらない対応となる。また、団体旅行や手配旅行は、多くの旅行会社が「お客様の判断に委ねる」としている。

 タイは料理、世界遺産、寺院、ムエタイ、マリンスポーツ、マッサージやスパなどを目的に毎年多くの観光客が訪れており、タイ国政府観光局は今回の混乱を受け、Webサイトで毎日のように現地情報を伝えている。

CS編集部 Facebook オリコン日本顧客満足度ランキングの調査方法について