2010年06月02日 16時00分

桜前線の列島北上、73日かかって過去最長に〜日本気象協会発表

2010年、桜の列島北上は過去最長の“長旅”に  [拡大する]

2010年、桜の列島北上は過去最長の“長旅”に 

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 日本気象協会は2日、2010年桜の開花状況と開花予測の結果を発表した。桜前線が日本列島を北上するのにかかった日数は73日で、統計を開始した1953年以来、最も長くかかったことがわかった。今年の桜は平年より13日早い3月10日に高知県で開花。その後北上していき、北海道・稚内での開花は平年より6日遅い5月22日だった。

 2010年の桜の開花は、西日本では例年よりかなり早く、4地点ではこれまでで最も早い記録を更新。東日本も平年より早いところが多かったが、北日本は平年並みか平年より4〜6日遅い開花となり、同協会では「桜の開花の時期に影響を及ぼす4月の気温が平年より低くなったことが大きく影響している」と分析している。

 この春は全国的に寒暖の差が大きく、2月は各地で春めいた気温になったものの、4月は一転して低温が続き、東京や横浜などでは最も遅い降雪を記録ていた。

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