2010年06月19日 10時00分
ハイボール、ステテコ… 父の日プレゼントに“リバイバル”人気
ブーム復興の「ハイボール」も父の日セットが人気に
■その他の写真ニュースはこちら
20日の父の日に向けた最後の商戦が活性化する中、かつて人気のあったものが再び日の目を見る“リバイバル商品”が注目を集めている。父親世代にはなじみ深く、子ども世代には新鮮に映るこれら商品により、価値観を共有してコミュニケーションを図れる点が魅力だ。
■サントリーは父子で楽しめる「ハイボール」セットを展開
サントリーは今年、初めて「ハイボール」の父の日セットを発売した。「ハイボール」といえば昭和30年代に一世を風靡し、ここ近年再注目されている人気商品。再流行の火付け役となったサントリーは、人気の『角ハイボール』と特製ジョッキ、ソーダ、特製マドラーをセットにした『角ハイボール 父の日セット』(税別950円)のほか、シングルモルトウイスキーの『山崎』、『白洲』、『ザ・マッカラン』、『ボウモア』とソーダをセットにしたプレミアムライン(同2000〜2200円)などを揃えた。
ハイボール人気が続く中だけあって出荷状況は好調だといい、同社では「お客様からのお問い合わせも多く、父の日に一緒に角ハイボールを作って楽しむというシーンが増えた」と手ごたえを感じている。
■デザイン性高まりステテコも再復興
プリントやデザインを施した“オシャレステテコ”もリバイバルアイテムのひとつだ。長い歴史を持つステテコだが1970年代頃から「オヤジくさい」という理由で衰退。しかし、近年ハーフパンツのようにはけるオシャレなデザインが多数発売されたことで、若い男性はもちろんのこと、女性たちの間でも“部屋着”として注目されるようになった。
昨年から東武百貨店池袋店では父の日が近付くにつれて“オシャレステテコ”の購入者数が加速。ここ数日では1日200枚以上売り上げており、そのほとんどが父の日のプレゼント用だという。同社は「購入されていくお客様の中には“自分用にも欲しい”とおっしゃる方もいて、ステテコが再び市民権を得てきたように思う」と再流行を実感。「今後はプレゼントをもらった方が、替えのステテコを購入する場面もあるはず」と、さらなる需要拡大に期待を込めた。
今年の父の日商戦は、仕事で使うものより休日に楽しめるアイテムが売上を伸ばしているという。「何をあげたらよいのか分からない」という人も多いであろう父の日プレゼントだが、再流行アイテムは父と子をつなぎ会話を盛り上げる“ツール”になるかもしれない!?