2010年07月20日 08時00分

TSUTAYA、“旧作発掘”企画で「つまらなかったら返金」キャンペーン実施

TSUTAYAが26日より実施する「面白くなかったら返金します」キャンペーンの対象作品『ジャガーノート』  [拡大する]

TSUTAYAが26日より実施する「面白くなかったら返金します」キャンペーンの対象作品『ジャガーノート』 

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 おすすめ作品がつまらなかったら返金します――。TSUTAYAを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が、26日より同社初となる“返金企画”を実施することが、19日までにわかった。埋もれてしまった“知る人が知る名作”を紹介する『TSUTAYA発掘良品』(23日より実施)企画の一環で、返金企画対象作品は社内外100人の映画通の評価が一致したサスペンスアクション大作『ジャガーノート』。これまで販売用DVDしか作られていなかったが、今回の企画のためにDVDレンタル許諾を獲得、“幻の映画”を広く広めると同時に“TSUTAYAでしか借りられない作品”としてアピールを狙う。

 返金企画が実施される『TSUTAYA発掘良品』では、1960〜90年代の作品を中心に、“映画通が選ぶ面白いと思う作品”をテーマに8ジャンル・全22タイトルを選出。なかには、廃番作品の再発や復刻などを行って“初DVD化”作品も作るという。売り場では特設コーナーを設け、DVDは複数本用意する。今後は作品を入れ替えて継続的に実施し、“返金企画”の対象作品も毎回1本ずつ選出する予定。

 同企画は6月より都内5店舗で試験的に先行展開していたが、旧作にもかかわらずレンタル稼働率が飛躍的に上昇。映画は受け取り手の感性によって“面白い・つまらない”がはっきり分かれてしまうものの、試験展開時の返金率は1%程度だったといい、「返金を申し出るお客様も“お金が戻るなんて”と満足していただけた」(同社)という。

 返金キャンペーンは26日から8月29日まで。1人1回、1枚のみが対象で、対象作品をレンタルした店舗のみ対象となる。返金額はレシートに表示されている対象作品の値引き後料金で、追加料金、延滞料金は返金の対象外。また、レンタルされた本人が直接返却に訪れることが前提で、返却BOXへの投函は対象外となる。

 返金キャンペーンは過去にロッテリアが『絶妙ハンバーガー』で「おいしくなかったら全額返金」企画を展開し話題になったほか、昨年11月に映画『イングロリアス・バスターズ』が途中退場客に対して実施したことがある。

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