2011年01月03日 10時00分

生誕100年 2011年は“岡本太郎イヤー”に

2011年、故・岡本太郎氏の生誕100年を記念したさまざまな企画が展開される  [拡大する]

2011年、故・岡本太郎氏の生誕100年を記念したさまざまな企画が展開される 

 稀代の芸術家・岡本太郎氏(1911〜1996年)の生誕100年記念プロジェクトが今年、各所で開催される。「芸術は爆発だ!」のフレーズや大阪万博(1970年)のモニュメント「太陽の塔」でお馴染みの岡本太郎氏の人生と功績を、テレビドラマやミュージカル、展覧会などさまざまなイベントで知ることができる絶好の機会だ。

 主要企画となるのが3月8日〜5月8日に東京国立近代美術館(東京都千代田区)で開催される『生誕100年岡本太郎展』。パリ留学時代や兵役・抑留を経た活動再開時、「太陽の塔」制作時などを、全7章で構成。縄文土器の芸術性を評価・発信した功績や絶えず作品を作り続けた“自身との戦い”などもさまざまな角度から紹介していく。

 そのほか、太郎氏の誕生日である2月26日には東京・六本木ヒルズアリーナで入場無料のバースデーイベント『TARO100祭』を開催するほか、同日よりNHKにて太郎氏の生涯を松尾スズキ主演で初めてドラマ化した『TAROの塔』(毎週土曜午後9時〜・全4回)を放送。また、『太陽の塔』の内部を海洋堂が1/20の縮尺で復元した『生命の樹』再現(2月・岡本太郎記念館)、1952年に制作され高島屋大阪店の食堂に一時展示されていた作品『ダンス』の復元公開(3月・高島屋大阪店)、作品集の復刻なども行われる。

 生前はもちろんのこと、1996年に没してからも幾度となくブームが起こった岡本太郎氏だが、再評価の年になりそうだ。

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