2011年02月14日 17時00分
雑誌『Number』14年ぶりに増刷 サッカー・アジア杯特集号で
14年ぶりに増刷が決まった総合スポーツ誌『Number』(文藝春秋)のアジア杯特集号
総合スポーツ雑誌『Number』を発売している文藝春秋は14日、今月9日に発売した同誌の売れ行きが好調なことから、3万部の増刷を決めたと発表した。同誌の増刷は1997年秋発売の「フランス・ワールドカップ出場決定特集号」以来、14年ぶり。
現在発売中の同誌はアルベルト・ザッケローニ監督のもと快進撃を続け2大会ぶり4度目の優勝を決めたAFCアジアカップアジカタール大会(1月7日〜29日開催)を特集したもの。「ザックジャパン総力特集 アジア杯激闘録。」と題し、激闘の記録や選手たちの特集、“ザックマジック”とも称えられたザッケローニ監督を招致した日本サッカー協会の苦労など、さまざまな角度からアジア杯優勝までの軌跡を追っている。
なお、発売元の文藝春秋は10日に発売した文芸誌『文藝春秋』の増刷も決定。同誌には第144回芥川賞受賞作の「苦役列車」(西村賢太)「きことわ」(朝吹真理子)が掲載されており、当初は75万部発行していたが「書店などでの売上スピードが速く、このままでは売り切れ必須とみて増刷5万部を決めた」という。同誌の増刷は綿矢りさ氏・金原ひとみ氏が芥川賞を受賞した2004年3月以来、7年ぶり。