2011年02月18日 10時00分

違法DL経験、中高生で前年比10%増 

違法配信データのダウンロード経験有無(データ出典:オリコン)  [拡大する]

違法配信データのダウンロード経験有無(データ出典:オリコン) 

 2010年の間に違法ダウンロード(DL)を行ったことのある中高生は全体の34.0%で、前年比で約10%増加していたことが、オリコンの調査でわかった。その他の世代では専門・大学生が24.0%(前年比2.0%増)、20代社会人が18.5%(同3.0%増)、30代が9.5%(同7.0%減)、40代が10.0%(4.5%減)。違法DLを行った機器はパソコンがもっとも多く、88.5%を占めている。

 また、今後の違法DL利用意向について聞いたところ、全世代の68.3%が「利用しない」と回答。しかし、中高生の21.0%、専門・大学生の14.5%が「すると思う」と答えており、違法DL撲滅に向けては若年層への啓発活動が課題であることが浮き彫りになった。

 同調査は2010年1月1日の著作権法改正・施行を受けて昨年より実施し、今回で2回目。これまでの著作権法では、「個人的に楽しむことを目的とする場合には、著作権者の許諾なく著作物を利用できる」としていたが、違法音楽配信サイトやファイル交換ソフト等、著作権を侵害して配信される音楽・映像のDL行為が近年増加していることを受け、昨年1月より違法配信と知りながら権利者に無断で音楽や映像のDLを行うことは権利侵害にあたると改正されている。

【調査概要】
調査時期:2011年1月17日〜1月20日
調査方法:自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】によるインターネット調査
調査地域:全国
調査対象:合計1000名(中高生、大学生、20代社会人、30代、40代の男女各100名)




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