2011年06月15日 10時00分

ハードディスクレコーダー録りためランキング、1位は「国内ドラマ」 作品別では「JIN -仁-」が人気

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地デジ化は、テレビだけでなく録画機器にも対応が必要 

 7月24日のアナログ放送終了まで残り約1ヶ月。多くの家庭でアンテナ交換やテレビの買い替えが行われるなか、意外と知られていないのが録画機器の地デジ化。ORICON STYLEの調査でも26.0%の人が「地デジ化が必要だと知らなかった」と回答している。そんな買い替え需要も見込まれるハードディスクレコーダー(以下レコーダー)について改めてアンケート調査を実施。レコーダーの特徴といえば、録画容量の多さ。そこで『よく録画している番組ジャンル』を聞いたところ、【国内ドラマ】が1位に。その中でもよく録画されているのは現在放送中の人気ドラマ『JIN -仁-』(TBS系)が視聴率だけでなく、高い録画率をも獲得していることがわかった。

 具体的な理由を見てみると「保存版にしたいから」(40代/女性)、「見落としがないよう念のため」(40代/男性)とのコメントが多い。国内ドラマといえば、連続ドラマが多いだけに“絶対に見逃したくない”という気持ちや、ドラマが完結した後で“改めて見返したい”という思いも強いのかもしれない。

 国内ドラマに続き、「録画ジャンル」で2位になったのは【バラエティ番組】。番組別では『アメトーーク!』(テレビ朝日系)が最も録画されているという結果に。遅い時間の番組ながら高い視聴率を獲得する人気ぶりが直結しているのはもちろんだが、ドラマ同様「好きな時間に一気に見たいので」(40代/女性)という意見や、「放送時間が遅いので、オンタイムで見ることが難しい」(10代/女性)など、時間帯によっては必然的に“録画”となるケースもあるようだ。

 社会生活を送るなかで、実際にリアルタイムでテレビを視聴する時間は限られており、観たい番組はもちろん、好きなタレントを入力すれば出演番組が自動的に録画されるなど利便性の高さがレコーダーのウリ。では、一般的にどのくらいの時間を録画に費やしているのかを調べたところ1週間で【9〜10時間】という意見が最も多く、続いて【5〜6時間】、【3〜4時間】という結果に。やはり自動録画など、録画予約が簡単にできることもあり、意外と多くの時間を録画に費やしていることがわかる。

 そんな録画需要が高まる中、データ容量に関しては不満の声も聞こえる。「すぐに容量がいっぱいになる」(40代/女性)、「撮りためすると容量が足りなくなる」(20代/男性)など、せっかく録画してもデータ容量が足りずに泣く泣く削除することもある。実際、「値段との兼ね合いで容量の少ない機種を選んだが、ちょっと後悔」(30代/女性)との声が高かった。

 ドラマの最終回や、新ドラマが始まるこれからの季節。頻繁に買い換える商品ではないだけに、“どれだけ録画ができるのか?”“後からハードディスクの容量を増やすことができるのか?”などがユーザーにとって購入の重要なポイントとなりそうだ。

【調査概要】
調査時期:2011年5月25日(水)〜5月30日(月)
調査対象:合計800名(自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代、20代、30代、40代の男女各100名)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査


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