2011年12月30日 17時53分

FXユーザー、税制改正について「知らなかった」約6割

 FX(外国為替証拠金取引)の税制はこれまで市場取引と店頭取引で税制が異なっていたが、2012年1月からは1本化される。それにともない、ジャパンネット銀行はFXユーザーを対象に調査を実施。税制改正について聞いたところ、約6割の人が内容を理解していないことが分かった。

 これまでFX収入にかかる税金は取引所FXが一律20%、それ以外の店頭FXは課税所得に応じて15〜50%となっていたが、2012年1月からの税制改正により、「店頭FX」も「取引所FX」と同様に課税方法が一律20%等に。店頭FXの税制は取引所FXと共通のものとなる。

 このFX税制改正について「税制改正の内容まで知っていた」と回答したユーザーは39.5%にとどまり、「税制改正は知っていたが、内容まで知らなかった」(32.3%)、「税制改正を知らなかった」(28.1%)と、“知らない”と答えた人は半数以上となった。

 また、「現時点で利用しているFX商品は何ですか」と聞いたところ、75.7%が「店頭FX」、38.3%が「取引所FX」(複数回答可)と回答。「税制改正を機として、世の中のFXユーザーは、現在取引を行っているFX商品とは別に他のFX商品の購入を検討すると思いますか?」という設問に対しては、「検討すると思う」という回答は56.2%となり、「取引所FX」のユーザーの回答に限定すると、その割合は60.2%となった。

 同調査は11月30日〜12月1日、ジャパンネット銀行以外のFX口座に残高があり、年1回以上取引を行っている20〜50代の男女473人を対象にインターネットを使って実施している。

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