2008年08月01日 11時00分
『マクロスF』のブルーレイ売上が2万枚超え、DVD上回る
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7月25日にDVDとブルーレイディスク(以下、ブルーレイ)で同時発売されたTVアニメーション作品『マクロスF(フロンティア)1』は、ブルーレイで発売1週目の週間売上がオリコン調べで2.2万枚を記録し、同作品のDVDでの週間売上(1.8万枚)を上回った。
今年の初頭に次世代DVDの規格争いに決着がついたこともあって、ブルーレイのリリース数がここ数ヶ月、着実に増えているが、その中でも群を抜く週間売上を記録したのが今回の『マクロスF(フロンティア)1』。DVDと違ってプレイヤー・レコーダーの普及が本格化し始めたばかりという段階のブルーレイで、発売1週目に2万枚以上を売り上げたソフトは極めて異例。しかも、DVDとブルーレイが同時発売されたタイトルで、その週のブルーレイの売上がDVDを上回ったのも初めてのケースとなった。
『マクロスF(フロンティア)』は、1982年に『超時空要塞マクロス』が放送されて以来のTVアニメ版3作目にあたり、マクロス生誕25周年記念作品として制作された新シリーズで、今回の作品はその第1巻。長年のマクロス・ファンの存在が今回のブルーレイ・DVDの好調な売上の大きな要因であることは間違いないだろうが、それに加え、ブルーレイの売上がDVDを上回ったという現象からは日本の精緻なアニメーションと、高画質を誇るブルーレイの相性の良さもうかがえる。
ハリウッド大作などの映画作品に加え、アニメというジャンルにもブルーレイ市場の今後の大きな可能性が潜んでいることが証明されたようだ。