2010年05月01日 10時00分

GWの過ごし方、10代・20代は“仕事”と“巣ごもり”の二極化

■調査結果

 インテリジェンスが運営する求人情報サービス「an」が10代、20代の男女を対象に『今年のゴールデンウィークの過ごし方』についてアンケートを実施した。連休の予定で、最も多かった回答は【アルバイト・仕事】(25.5%)、そして【家で過ごす】(23.5%)が続いている。一方、最も少なかったのは【海外旅行】でわずか0.8%。“大型連休=海外旅行”という羽振りの良い過ごし方は、この不況下では厳しいというのが現状だ。10代、20代ではバリバリ働く派と、お金を使わず“巣ごもり連休”派の二極化の傾向が約半数を占め、長期連休といえども財布の紐は固いようだ。

 世代別でみると、10代での最多は【家で過ごす】(22.1%)、続いて【アルバイト・仕事】(19.0%)という結果に。「家でゆっくり過ごしたいな」(10代/女性)や「やすみたい」(10代/女性)など、若者らしからぬ少し疲れ気味のコメントも挙がった。また学生からは「地区総大会前なんで部活漬け」(10代/男性)、「GW明けテストだから勉強しないと」(10代/女性)というコメントも挙がり、いずれも勉強、部活でスケジュールが埋まっているようだ。

 また20代のGWは【アルバイト・仕事】が31.1%で最多。「上司から“GWの予定は入れるな”とクギを刺された」(20代/女性)というコメントが象徴するように、カレンダーの暦とは関係なく休日返上で働く人は多いようだ。一方、出かける予定は【国内旅行・帰省】(11.8%)を最高値に、【日帰りレジャー】(7.4%)、【買い物】(3.2%)など軒並み2桁を切っており、【海外旅行】にいたっては0.9%とかなり低い数値となった。

 国内外での経済効果を見込み、ETCの休日特別割引が実施されたり、各旅行会社では連休を繁忙期として次々と破格の旅行ツアーが用意されているGW。しかし、10代、20代の若者にとっては外出しない、もしくは“軍資金を稼ぐ”ための連休のようだ。

【調査概要】
調査時期:2010年4月16日〜4月22日
調査対象:合計26,480人(モバゲータウンの会員10代・20代男女)
調査方法:モバゲータウン内の意識調査コーナー「モバゲーリサーチ」で実施
調査機関:求人情報サービス「an」(株式会社インテリジェンス)





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