自動車保険で家族のバイクも補償する「ファミリーバイク特約」とは?

家族の原付バイクも補償する「ファミリーバイク特約」について解説する(画像はイメージ) [拡大する]

家族の原付バイクも補償する「ファミリーバイク特約」について解説する(画像はイメージ)

 家族のなかで原付バイクに乗っている人がいる場合、バイクの補償を受けられる自動車保険の特約を「ファミリーバイク特約」という。自動車保険に入っている家族がいて、自分を含む家族の誰かが125cc以下の原付バイクに乗っている場合、格安でバイク保険に入れる。今回は、このファミリーバイク特約について解説する。

■ファミリーバイク特約には一定の条件がある

 ファミリーバイク特約とは、任意の自動車保険に加入していると、特約としてバイクの補償もカバーできるというもの。一般的に普通にバイク保険に入るより格安だが、特約をつけるには条件がある。

【条件1】補償範囲は「記名被保険者本人」あるいはその「家族」

 特約で補償を受けることができるのは、一般的に自動車保険の記名被保険者、またはその家族となる。具体的な補償範囲は以下となる。

・記名被保険者
・記名被保険者の配偶者
・記名被保険者、配偶者の同居の親族(父母、子どもなど)
・記名被保険者、配偶者の別居の未婚の子ども

 例えば「夫が車を運転、妻が買い物で原付バイクを使う」、「一人暮らしの学生の娘が学校へ通うのに原付バイクを使う」という場合にファミリーバイク特約で補償される。

【条件2】補償されるバイクには条件がある

 どのようなバイクでも補償されるわけではなく、以下のバイクが補償の対象となるのが一般的。基本的には原付バイクが対象となる。

・総排気量125cc以下のミニバイク
・総排気量50cc以下の三輪以上の自動車
・1家庭で2台以上所有している場合、すべてのバイク
・他人から借用した上記排気量に該当するバイク

 また、ファミリーバイク特約は、基本的にひとつの特約に加入していれば、家族で使っている複数の原付バイクが補償される。子どもが兄弟で複数のバイクを使っているなら、個別に保険に入る必要はなく、さらにメリットがある。

■補償内容と異なるふたつの特約タイプ

 保険会社によって異なるが、一般的に基本的な補償は「対人賠償」と「対物賠償」になり、自動車保険と同額の保険金となる。自動車保険の対人賠償が「無制限」なら、バイクの補償内容も同じく「無制限」となる。

 また、特約には大きく分けて「自損事故」タイプと「人身傷害補償(※保険会社により名称はやや異なる)」タイプの2通りがある。

 「自損事故」タイプは単独での事故によるケガを補償するもの。保険金は一般的に自動車保険と同じく死亡保険金や医療保険金、後遺障害保険金が支払われる。「人身傷害補償」タイプは相手の有無に関係なく補償されるもので、保険金は一般的に自動車保険にセットされている「人身傷害補償」の保険金と同額になる。「人身傷害補償」のほうが保険料は高くなるが、損害分は実費で支払われる。

 なお、ファミリーバイク特約では通常のバイク保険にある「搭乗者傷害保険」、「車両保険(バイク本体の保険)」はついていない。通常のバイク保険と検討する場合は、この違いをチェックしつつ、万一の事故に備えよう。

(文/西村有樹)
フリーライター。保険や資産運用などマネー系に強く、「All About」で自動車保険ガイド記事のほか、銀行や保険会社、証券会社などの刊行物、国交省、財務省等官公庁の媒体など幅広く執筆。ほかにも雑誌「プレジデント」「ベストカー」などでも多数の記事を担当する。

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