自動車の「下取り」「買取」金額を比較すれば、相場も分かって高値で売れる!
車を売る5つの方法
(1)ディーラーの下取り
ディーラーで新車を購入する際には、現在乗っている車を下取りに出すことができますので、余計な手続きが増えません。信用できるディーラーが買い取ってくれますので、安心感できることもメリットです。一方、下取り価格は、ほかの方法に比べて安く見積もられることが多く、数十万円の差がつく場合もあります。
基本的にディーラーは車の販売店であり、きちんとした査定士がいないケースもあります。また、中古車市場の動向が買取価格に反映されにくいため、ローリスク・ローリターンの売却方法といえます。
<メリット>
・車の購入といっしょに手続きができるので楽
・ディーラーが信用できて安心
<デメリット>
・下取り価格が安い
(2)オークションに出品
インターネットオークションなどへの出品は、本当にその車が欲しい人と直接交渉できますので、業者を介した買取金額よりも高値で売却しやすいことがメリットです。
一方、契約成立後に発生する、名義変更などの事務手続きをすべて自分で行わなければいけません。また、遠方に住む人が購入した場合、車の受け渡しの手配が必要となります。さらに、修復歴や傷など、細かい情報伝達の不備がクレームにつながる場合も多く、それがトラブルにつながるというデメリットもあり、ハイリスク・ハイリターンの売却方法といえます。
<メリット>
・中間マージンがない分、売却価格が高くなりやすい
・本当にその車が欲しい人を直接探せる
<デメリット>
・名義変更などの事務手続きを自分で行う必要がある
・受け渡しの手配が大変
・トラブルが多い
(3)車買取業者に査定を依頼
近隣の買取専門業者などに連絡して、直接査定をしてもらう方法もあります。
メリットは、専門家の目で丁寧に査定してくれますので、ディーラーの下取り価格よりも高額な買取価格がつきやすいことです。また、動かなくなった車や廃車寸前の車でも、買い取ってもらえる場合があります。
一方、デメリットは、業者によって得意分野や買取を強化している車種が違いますので、査定価格にばらつきがあることです。また、高値で買い取ってくれる車買取業者を見つけるには、いくつもの業者に査定依頼をする必要があります。
<メリット>
・プロなので細かくしっかり査定してくれる
・廃車寸前の車でも買い取ってもらえることがある
<デメリット>
・どのような車の買取に力を入れているかは業者次第。業者によって買取価格にばらつきがある
(4)複数の車買取業者に一括見積もりを依頼
車買取業者に1社ずつ見積もり依頼をする手間を省くためにおすすめなのが、インターネット上で一括見積もりを依頼する方法です。一度の情報入力で数社〜10社ほどに見積もり依頼ができ、簡単に車買取業者を比較できるのが最大のメリットです。また、複数社の見積もりを比べることで、相場も把握できますので、安値で売却してしまうリスクを防ぐのにも役立ちます。
デメリットはあまりなく、せいぜい見積もりを取った複数の業者からの電話に対応する手間がかかるくらいです。
<メリット>
・一度の情報入力で、簡単に複数社から見積もりが取れる
・相場を知ることができる
<デメリット>
・複数の車買取業者からかかってくる電話への対応が面倒
(5)友人・知人に売る
友人や知人に車を売却するメリットは、何といっても安心感です。もし自分の家の近くに住んでいるなら、現物を見せることで、オークションで発生しがちな傷や修復歴関連のクレームもほとんど発生しません。
その一方で、売却後の名義変更などの手続きを自分で行う手間がかかります。また、金銭の支払いが滞る、売却後の故障の発覚など、何らかのトラブルが起こった場合は、友人や知人との人間関係にひびが入る可能性もあります。リスクの大きさを考えると、避けたほうが無難です。
<メリット>
・気心が知れた間柄なので安心感がある
<デメリット>
・名義変更などの事務手続きを自分で行う必要がある
・トラブルになると人間関係が悪くなる可能性がある
以上のように見てくると、5つの売却方法の中では、ローリスクな一括見積もりが最もおすすめということになります。
最終的にほかの売却方法を取るとしても、愛車の相場が分かる一括見積もりは、やっておいて損はありません。
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