その車買い替え時かも!走行距離10万キロ超えでも買取可能な訳を解説

その車買い替え時かも!走行距離10万キロ超えでも買取可能な訳を解説

愛車の走行距離が10万キロを超えると「そろそろ買い替えどきかな?」と考える方も多いのではないでしょうか。実は、「走行距離10万キロ」は、車の買い替えを検討する重要な目安とされています。

この記事では、なぜ10万キロという走行距離が買い替えの目安とされているのかをはじめ、部品の経年劣化による交換の必要性、高額買取を実現するためのポイントなどを詳しく解説します。

また、意外にも10万キロ超えの車は、中古車需要や部品価値があるため買取可能なケースが多いこともあわせて紹介します。愛車の売却や買い替えを検討している方に役立つ情報が満載です。

mokuji目次

  1. 走行距離10万キロ超の車は乗り替えた方がいい?
  2. 走行距離10万キロが買い替え目安の理由
    1. 買取金額が落ち込む可能性が高い
    2. 経年劣化した部品を交換する頻度が増える
  3. 走行距離10万キロ超えた車でも買取可能!
    1. 中古車需要や海外需要があるため
    2. 部品としての価値があるため
  4. 走行距離10万キロ目安で車を売るときのコツ
    1. 下取りより買取の方が高額査定になる可能性も
    2. 下取り不可の車は買取業者に相談がおすすめ
    3. 高額買取を目指すなら車の外観や車内はきれいに!
    4. 整備手帳や純正オプションの準備を
  5. 走行距離10万キロの車も買取がおすすめ!

走行距離10万キロ超の車は乗り替えた方がいい?

走行距離10万キロ超の車は乗り替えた方がいい?

走行距離10万キロは、車の買い替えを検討する一つの目安とされています。一般的な車の年間走行距離は約1万キロと言われており、10万キロという数字は車齢約10年に相当します。

しかし、近年の車は技術の進歩により耐久性が向上しており、適切なメンテナンスを行えば10万キロを超えても十分走行可能です

ただし、乗り続ける場合はいくつかの懸念点もあります。走行距離が増えるにつれて、エンジンや各種部品の経年劣化による不具合が発生しやすくなり、定期的な点検やこまめなメンテナンスが欠かせなくなってきます。

また、突発的な故障に備えて修理費用の準備なども必要です。

中古車市場でも10万キロ超えは「過走行車」として扱われる傾向にあり、売却時の査定額に影響する可能性があるのです。

走行距離10万キロが買い替え目安の理由

走行距離10万キロが買い替え目安の理由

走行距離10万キロという数字は、車の買い替えを考える重要な分岐点となります。この10万キロを境に、車の買取金額が大きく下落したり、各種部品の交換頻度が増えたりするなどの変化が生じてきます。

なぜ、10万キロが買い替えの目安とされているのか、具体的な理由を見ていきましょう。

買取金額が落ち込む可能性が高い

中古車市場では、走行距離が10万キロを超えた車は「過走行車」として扱われ、買取金額が大きく下落する傾向にあります

査定時には「走行距離年間1万km」を超えていないかが重要な判断基準となり、これを超過している場合は査定額が減額されるのが一般的です。

また、走行距離が10万キロを超えるタイミングから車の不具合が発生しやすくなることも、買取金額の下落の要因の一つです。そのため、少しでも高く売却したい場合は、走行距離が10万キロに達する前の売却をおすすめします

経年劣化した部品を交換する頻度が増える

走行距離が10万キロを超えると、車の各部品の交換やメンテナンスが必要になってきます。特に注意が必要な部品について見ていきましょう。これらの部品交換やメンテナンスにかかる費用は、車の維持費用として考慮しておく必要があります。

タイヤ

タイヤはスリップサインの確認が重要です。道路運送車両の保安基準第9条では、溝が1.6mm以下のタイヤの使用は違法とされています。また、使用開始から5年以上経過したタイヤは定期的な点検が必要です

エンジンオイル

エンジンオイルは、走行距離5,000kmに1回、もしくは半年に1回の交換が推奨されています。オイルの劣化はエンジンを痛める原因にもなり、車の性能に直接影響するため、エレメント交換も含めて定期的なメンテナンスが欠かせません。

タイミングベルト

タイミングベルトは、走行距離10万キロを目安に交換が必要です。エンジンにとって重要な部品であり、定期点検記録簿で交換履歴を確認することが重要です。

バッテリー

バッテリーは、液漏れやひび割れなどの異常がないかを定期的に確認しつつ、2〜3年ごとに交換するのが一般的です。車を長く使用していない場合でもバッテリーは劣化していくため注意が必要です。
参考:適正使用に関する安全情報の提供|一般社団法人 日本自動車タイヤ協会

走行距離10万キロ超えた車でも買取可能!

走行距離10万キロ超えた車でも買取可能!

走行距離が10万キロを超えた車は、買取金額が下がる傾向にありますが、まだまだ買い取ってもらえる可能性が高いです。

特に、人気車種や限定モデルは国内外で需要が高く、また各部品の再利用価値という観点からも、予想以上の査定額が期待できる場合があります。

中古車需要や海外需要があるため

10万キロ超えの車でも、人気の高い車種やスポーツカー、限定販売されたモデルは、国内外で高い需要があります。特に、維持費が安く取り回しやすい軽自動車や、ファミリー向けのミニバンは、走行距離が多くても需要が途切れにくい傾向にあります。

また、日本車は品質の高さや耐久性の面で海外で評価が高く、発展途上国などでは20万キロ、30万キロと走行した車でも、生活の足として重宝されています。

そのため、国内では過走行車として扱われる車両でも、海外市場では十分な需要があり、それが買取金額に反映される可能性があります

部品としての価値があるため

走行距離が10万キロを超えた車でも、各部品の状態が良好であれば、その部品自体が価値を持ちます。

買取された車から取り外された部品は、中古部品やリビルト品として他の車の修理に再利用されることがあり、これが買取金額に大きく影響する場合があります

特に、エンジンやトランスミッションなど、交換や修理に高額な費用がかかる部品の需要は高く、これらが良好な状態で保たれている車は、予想以上の査定額になることも。

そのため、たとえ走行距離が10万キロを超えていても、すぐに廃車を考えるのではなく、まずは買取査定を受けてみることをおすすめします

走行距離10万キロ目安で車を売るときのコツ

走行距離10万キロ目安で車を売るときのコツ

走行距離が10万キロを超えた車でも、売却方法や事前の準備次第で、予想以上の査定額を得られる可能性があります。下取りと買取の特徴を理解し、適切な売却方法を選ぶことや、車両の状態を整えることが重要です。

ここでは、高額査定を目指すためのポイントを詳しく解説します。

下取りより買取の方が高額査定になる可能性も

下取りと買取では、実はその目的や仕組みが大きく異なります。下取りは、ディーラーや販売店で新車を購入する際に車を売却する方法です。買い替えが前提のため、売却で得たお金は新車の価格から差し引かれるかたちとなります。

一方の買取は、中古車店や買取専門店に車を売却する方法です。車を売ることが目的のため、下取りのように買い替える必要はありません。

この買取は中古車相場を基準として査定されるため、車種の人気などが価格に反映されることから、下取りよりも高額で売却できます

また、中古車としての販売だけでなく、パーツ単位での再販売も行うため、より柔軟な評価が可能なのです。

買取業者は特定のメーカーにこだわる必要がなく、買い取った車を直接利益に結びつけられるため、より高い査定額を提示できる傾向にあります。そのため、10万キロ超えの車であっても、買取であれば予想以上の金額で売却できる可能性があります

下取り不可の車は買取業者に相談がおすすめ

走行距離が長すぎる、あるいは故障部品があるなどの理由で「下取り不可」と判断された場合でも、すぐに廃車を考える必要はありません。

下取り不可と言われた車両でも、買取業者であれば柔軟な査定が可能です。これは、買取業者が持つ多様な販路や、部品単位での価値評価ができるというメリットがあるためです。

たとえ車両全体としての価値が低くても、主要パーツが良好な状態であれば、「部品取り」として価値を見出せる可能性があります。

また、先にも触れたとおり、海外需要が高い車種の場合は、国内では評価が低くても、海外では十分な需要がある場合もあります

高額買取を目指すなら車の外観や車内はきれいに!

査定額を少しでも高くするためには、査定前の車両の状態が重要です。まずは丁寧な洗車を行い、外装の汚れを落とすことで、車の管理状態の良さをアピールできます

また、ボディの傷やサビは査定額を大きく下げる要因となるため、気になる箇所は事前に補修しておくことをおすすめします。

そして、車内の清掃も重要なポイントです。掃除機がけを行い、フロアマットやシートの汚れを丁寧に除去しましょう。ダッシュボードや小物入れなども、専用クリーナーで清掃しておくと印象が違います。

また、タバコやペットの臭いが気になる場合は消臭剤や消臭スプレーを使用して、しっかりと対策を施すことが大切です。査定員は、車両の管理状態を見てオーナーの車への愛着度を判断します

清潔に保たれた車両は、それだけメンテナンスもしっかりされているという印象を与えることができます。

整備手帳や純正オプションの準備を

高額査定を目指すなら、点検整備記録簿は必須アイテムです。これまでの点検・整備履歴が確認できることで、車の状態管理が適切に行われていたことを証明できます。

特に、定期点検や法定点検の実施状況、オイル交換などの基本的なメンテナンス履歴は、査定額に大きく影響します

また、メーカーやディーラーで購入した純正オプションのパーツも重要です。取り外して保管していたアルミホイール、エアロパーツなどは査定時に必ず提示しましょう。純正パーツは品質が保証されており、査定額アップにつながります。

さらに、取扱説明書や保証書、スペアキーなども査定時にプラスになる要素です。これらの付属品をきちんと保管していることも、大切な愛車を丁寧に扱ってきた証となります

走行距離10万キロの車も買取がおすすめ!

走行距離が10万キロを超えた車は、一般的には大きく価値が下がって買い取りが難しいと考えられがちですが、必ずしもそうとは限りません。適切なメンテナンスを行い、車両の状態を良好に保っていれば、まだまだ買い取ってもらえます。

また、売却方法を下取りに限定せず、買取という選択肢も検討することで、より高額での売却が可能になるかもしれません。大切にしてきた愛車を手放す際は、少しでも高く買い取ってもらえるよう、事前準備をしっかりと行いましょう。

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※本記事では一般的な例をもとに情報をまとめています。各社の商品やプランによっては当てはまらないケースもあります。また、情報は公開日現在のものです。各種状況や法令情報等につきましては、公的機関等で最新情報をご確認ください。

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