2015年04月28日 09時00分

「知識ゼロ」でもすぐわかる! “ネット証券”と“一般証券”の違いとは?

【表】「ネット証券」と「一般証券」の違い (C)oricon ME inc. [拡大する]

【表】「ネット証券」と「一般証券」の違い (C)oricon ME inc.

 かつて投資は、証券会社の窓口に出向いて注文を行うスタイルが主流だった。そういったこともあり、一般の人にとってはややハードルは高いものとされていた。それが、今やスマホ片手にネット証券で取引を行うのが当たり前の時代となり、誰でも手軽にできるようになっている。さらに、2014年に開始された非課税枠のNISAによって、より投資への敷居が低くなっており、今こそ投資デビューには絶好のタイミングといえるだろう。そこで今回は、全く知識のない人でもわかるように、ネット証券と普通の証券会社との違いを紹介していく。

■最大のメリットは「手軽さ」にあり

 ネット証券の最大の特長は、なんといってもいつでも取引ができる「手軽さ」。ネット環境さえあれば、スマホやPC一つで注文ができるのだ。忙しくて店舗に行くことができないビジネスマンでも、自分の時間で売買を行うことが可能となった。システムメンテナンス以外であれば、注文は24時間いつでも受け付けてくれる。自分のペースで好きな時に取引できる手軽さは、初心者にとっても慣れたユーザーにとっても便利といえる。

■手数料が安いのも大きな特長

 ネット証券は、その名の通りネットを介した取引となるため、実店舗をほとんど持たない。維持コストや人件費が抑えられる分、普通の証券会社に比べて、売買手数料がかなり安いのも大きな特長だ。一般の証券会社の手数料は、少額の投資であっても1回の注文につき2000円以上かかるが、ネット証券であれば数百円、なかには100円以下で注文することも可能だ。手数料が安いことは、投資初心者だけでなく、1日に多くの取引をする人にとっても、ありがたいものだ。

■自己判断による注意は必要

 一方、ネット証券では、窓口を介さないため、基本的には顧客に担当者がつくことはない。つまり、投資に関する情報は、すべて自分で手に入れなければならない。もちろん、担当者がいても、最終的な投資の意思決定は自己責任であることに変わりはないが、相談相手がいない分、自分の判断のみで行う必要があるのだ。取引の手続きに関しても同様で、自分で操作を行うため、注文時のミスには注意しなくてはならない。購入したい銘柄を選択できているか、口座指定を間違えていないかなど、決済前に確認画面でミスがないか、入念なチェックを忘れずにする必要がある。

■「とりあえず」でいいから口座を作ってみる

 投資初心者なら、ネット証券の会社選びに悩んでしまうことだろう。投資をするためには口座を持たないことには始まらないので、とりあえず口座を開設してしまうのも手だ。

 口座開設費や管理料は無料なところがほとんどで、各社によって使い勝手も異なるので、複数の口座を開設してもいいだろう。メール以外の連絡を受けることはほとんどなく、「営業電話がかかってくるのでは?」といった心配も無用だ。

 複数のネット証券に口座を開設した上で、ホームページの見やすさや定期的に配信されるコラム、ストラテジーレポートといった情報コンテンツを見比べて、自分が使いやすいネット証券を絞っていくといいだろう。

 最初はわかりづらく感じることもあるかもしれないが、実際にやってみることが何より大切。毎日、少しずつでも情報をチェックして、使い方に慣れていくのが早いだろう。

 次回からは、各ネット証券の特徴をわかりやすく比較&解説していく。

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