2015年12月19日 10時30分

【ネット証券】最短“2日”で取引可能! 口座開設の流れを簡単紹介

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【図表】一般的なネット証券の口座開設から取引開始までの流れ

 パソコンやスマホを使って株式などの取引を行う「ネットトレード」。家事の合間や空いた時間に取引できるとあって、主婦や女性の投資家も増えている。最近では、最短2日で取引が始められるネット証券会社もあり、ますます便利になってきている。そこで、いち早く口座開設して証券取引を始める方法を紹介しよう。

■口座開設から証券取引までの流れ

 一般的に、ネット証券の口座開設をする際、「インターネット申込み」と「郵送による書類での申込み」の2通りあるが、ここではより迅速に証券会社のサイトから手続きできる「ネット申込み」について説明する。

【1】口座開設フォームに基本情報を入力する
 口座開設に関する注意事項などを確認した後、名前、住所などの基本情報を入力する。

(※)ネット証券会社によっては、名前とメールアドレスなどの簡易情報を入力した後、登録したメールアドレスに届く「ネット証券のアドレス」に再度アクセスして手続きするケースもある。
               
【2】本人確認書類を提出する
 住民票や免許証のコピーなど本人確認用の書類が必要になる。郵送という会社が多い中、証明書類をスキャナで読み取りアップロードする方法を取る会社もあるので、その場合は数分もあれば足りる。これで、口座開設手続きは完了する。

【3】IDとパスワードを受け取ってログイン
申込内容に関して、審査が通ればログインに必要なIDとパスワードが送られてくる(書留、本人限定受取郵便など)。注意したいのは、重要書類のため本人しか受け取れないこと。ここで受領のタイミングを逃すと取引開始が遅れてしまう。

【4】口座に入金後に取引開始
 「ネット証券」のサイトにログインし、口座番号を確認して入金すれば、その時点で証券取引が可能になる。入金方法は金融機関によって若干異なるが、提携している銀行口座であれば、「ネット証券」のサイトから、「自分の口座がある銀行」のサイトに移動してネット証券口座へ資金を振り替えることで即入金が可能となる。

■最短で2日で取引開始できるのは「カブドットコム証券」
 営業日の14時頃までにネット申込みをして、翌日(土日祝日を除く)に口座開設通知書を郵送で受け取って入金すれば、即取引開始することができる。最短で「申込み翌日」に取引開始できるが、審査がスムーズに通ることが条件となる。地域によっては配送に時間がかかる可能性があるので注意が必要だ。
ちなみに、店舗に出向いて口座を開設すれば、即日で証券取引が始められるのがSBI証券。「インターネットコース(窓口や専用コールセンターで投資相談はできない)」の場合、口座開設のみであれば、窓口(※1)で手続きが可能。(※1 SBIマネープラザの窓口)。

 忙しいあなたでも2日あれば始められる「ネット証券取引」。まずは、サロンを予約する感覚で気軽にサイトにアクセスしてみてもいいだろう。

 実際の手続き方法などは、各ネット証券によって多少違いがあるため、取引したい商品や使いやすさなども含めて判断したいところだ。


【文/合田菜実子】
CFP(R)認定者、1級FP技能士、キャリアカウンセラー(JCDA)、HAPPY CAREER & FP SUPPORT OFFICE代表(http://fp-goda.jimdo.com/)。京都府出身、執筆業他、消費者向けセミナー・企業研修・学生向けキャリアデザイン講師等で幅広く活躍中。特に“お金とキャリアの両面からサポートできる専門家”として注目される。著書「子育て主婦が知っておきたいお金の話(経法ビジネス新書)」

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