「どうせ車を購入するなら新車」という人も多いでしょう。しかし、新車を現金で一括購入するのはなかなか困難ですから、多くの人がローンを利用することになると思います。
では、ローンで新車を購入する場合、自動車保険の新規加入や見直しにはどのようなポイントがあるでしょうか?ローンで新車を買う際には車両保険をつけておいたほうが安心ですが、その理由もご説明します。
ローン利用の新車購入と車両保険
ローンを組んで新車を購入する場合は、車両保険の加入を検討しましょう。例えば、誰にも賠償を請求できない自損事故などで車が大破してしまったら、一回の事故で無価値になってしまうかもしれません。その上、大破した車を廃車にするには、ローン残債の清算が必要です。ローンの残債を一括で支払えるくらいなら、元々ローンで車を購入していないともいえます。仮に支払えたとしても、新たにローンを組んで車を買い直すのは困難かもしれません。
いくら慎重なドライバーでも、事故を起こす可能性はゼロではありません。このようなリスクに備えるためにも、新車をローンで購入する際には、車両保険に加入しておきましょう。
より安心な新車割引と新車特約
自動車保険の多くは、新車購入の場合、10%程度の新車割引制度を利用できます。また、車両保険では20%以上の大幅な割引きを行っている保険会社もあります。
また、「新車特約(車両新価保険特約)」などの名称で呼ばれる保険特約もあります。「新車が著しい損害を被った場合、修理するのではなく改めて新車を購入するための費用を補償してくれる特約」のことです。
一般的な車両保険は、修理額が協定保険価額(契約者と保険会社が保険契約を結ぶ際に協定した車の価額)以上にならないと全損扱いにはなりませんが、新車特約をつけておけば、修理額が協定保険価額の50%以上になる場合、新車購入代金相当額を受け取れます。「せっかく新車を購入したのに思わぬ事故で大破。修理すれば乗れないことはないが新車の満足感は得られない。だから修理ではなく新車に買い替えたい」というときに役立つ特約です。
保険料を安くするコツ
車両保険は、自動車保険の中でもハイグレードな車であれば、車両保険だけで保険料の約半分を占める場合もあります。そうなると、「車両保険にも入りたいが、自動車保険の総額が大きくなるからあきらめようか」と悩む人も多いのではないでしょうか。
しかし、特にローンを組んだ時は、保険はしっかり入っておきたいところです。そこで次のような方法で少しでも保険料を抑えながら、保障を確保しましょう。
ひとつは、免責金額を高めに設定することです。免責金額とは「一定の金額までの修理費であれば自動車保険は適用されず自己負担になる」という設定です。免責金額を高く設定しておくほど、保険料は安くなります。また、免責金額を高めに設定しておくと、少々の傷ぐらいでは自動車保険を使うことがなくなり、結果的に等級がアップしていきますので、来季以降の保険料が安くなります。ただし、免責分の修理代相当の蓄えは用意しておきましょう。
そのほか、ハイブリッド車や電気自動車などを対象とした「エコカー割引」や、複数の車を保険契約することで保険料が割引かれる「セカンドカー割引」など、保険会社によってさまざまな割引サービスを提供しています。新車を購入する際は、自分が利用できる割引サービスのある保険会社がないか、同じ特約でも保険会社で内容が異なっていないかなど、情報を収集しておくことも大切でしょう。