2017年01月28日 09時50分

大雪で立ち往生 車内で注意するポイント

最悪、死に至ることも…。大雪で立ち往生した場合の注意点を紹介する [拡大する]

最悪、死に至ることも…。大雪で立ち往生した場合の注意点を紹介する

 今月23日より鳥取県付近にて降り続いた大雪の影響により、国道や高速道路で車の立ち往生が相次いだ。同県は今回、車中にいる人たちを救助するために自衛隊に災害派遣要請をしたが、そんな状況におかれたときの対策や事前に準備すべきことは何か。JAF(日本自動車連盟)ホームページにて掲載されているポイントをいくつか紹介する。

■死に至ることも! 「一酸化炭素中毒」に注意

 大雪などで立ち往生して車中で待機する状況になったときに注意したいのは、一酸化炭素中毒だ。寒いからとエアコンをつけたアイドリングの状態を続けると、マフラー周りに積もった雪により、排気ガスが車内に入り込んでくることがある。そのガスに含まれている有毒な一酸化炭素(CO)を吸い込むと、身体が酸素欠乏状態となり重症の場合は死に至ることもあるので充分に注意が必要。マフラー周りだけでも除雪をすることをおすすめする。

■「エコノミークラス症候群」防止で身体を伸ばす意識を

 長時間同じ体勢で座り続けたときは「エコノミークラス症候群」にも注意。車中では、ゆったりした服装にして、身体を伸ばせるようにシート座面を後ろに下げたり、背もたれを倒すこと。足元に荷物や丸めたタオルを置いて、なるべく足を上げた状態にすると予防になる。また、1時間に1回程度、ふくらはぎを揉んだり踵の上げ下ろしをする運動するなど、こまめに身体を動かしたり水分補給を心掛けて。

■車内でも注意したい「低体温症」

 復旧して移動できる状態になったときに燃料が足りないことが無いよう、長時間の待機や就寝するときは、エンジンを切り、防寒具などで寒さを凌ごう。ただ、同社検証によると夜間の温度は車内でも氷点下に達する場合もあるそう。服装にもよるが、体温が約35℃まで低下すると「低体温症」になる可能性が高くなるという。毛布や使い捨てカイロ、冬山などで使用する寝袋などを事前に車内に装備しておくと防寒対策に。

 このほかにも、タイヤチェーンはもちろんのこと、車周辺の除雪作業用にスコップやけん引ロープ、軍手、長靴、懐中電灯などを普段から車内に用意しておくと冬の雪道では便利で安心。冷静に対処できるよう事前準備も大切だ。

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自動車保険会社は、ダイレクト系と代理店系の2つに大きくわけられます。双方のメリット・デメリットをきちんと踏まえて選びましょう。

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