自動車保険の保険料 実際はどう決まる?

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複雑と思われがちな“自動車保険料”の仕組みを紐解いていく

 自動車保険に加入する際、見積りを複数社取って、検討するケースがあるだろう。その場合、同じようなプランであっても、保険会社ごとに保険料の違いが出る。理由は、自動車保険料の仕組みにある。複雑と思われがちな自動車保険料だが、基本の仕組みはシンプルなのだ。

■保険会社ごとに保険料が異なる理由

 自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)は、自賠法に基づき自動車による人身事故の被害者を救済するために、すべての自動車に契約することが義務付けられている強制保険である。したがって、保険料・商品内容について自動車保険会社ごとによる違いはない。

 一方、任意加入の自動車保険の保険料・商品内容は自動車保険会社ごとに異なり、保険料は次の通りに構成されている

・純保険料
過去に起きた事故の発生頻度において算出され事故が発生したときに支払う保険金に充てられる。

・付加保険料
人件費を含めた事務手続きなど保険事業を行うために必要な経費である。

<自動車保険料=純保険料+付加保険料>

 自動車保険料は、契約者の利益を保護するために「高すぎず(合理的)」、保険会社の担保力を確保するために「低すぎず(妥当)」、契約者間の公平を確保するために「不当に差別的であってはならない」という3つの原則に基づき、各保険会社が独自に算定している(※参考/一般社団法人日本損害保険協会ホームページ)。

■補償内容の組み合わせやリスクによっても変わる保険料

 自動車保険のプランでは、賠償やケガ、車の補償を組み合わせる形で決まる。保険会社によって扱う補償内容に若干の違いがあるものの、最低限の加入を推奨される基本補償、必要に応じて選ぶ補償を合わせて選ぶという原則は変わらない。

 補償の種類だけでなく、事故リスクにかかわる車種や型式といった自動車の条件や運転者条件なども自動車保険料を決める要因となる。

【自動車保険料にかかわる主な項目】
・車種、用途
・車の安全性能
・新車・新車以外
・支払限度額
・運転者の年齢
・ノンフリート等級
・運転者の範囲


 自動車保険料の見積もりをとる際に、車種や型式まで聞かれることに疑問を感じた経験のある人もいるだろう。今回紹介したように、自動車保険料の算出には、多くの項目のリスクデータが関わっているからだ。更新時期のタイミングで保険料を見直しする際にも、複数社検討してみてもいいだろう。

【文/稲森真美】
2級ファイナンシャル・プランニング技能士。相続や年金、教育費など、生活に密着したお金に関する話をわかりやすく伝えるためにライターとして活動中。

【監修/SAKU】

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自動車保険を比較する

必要な情報を入力して金額を出す「見積もり」は、契約前に欠かせないものすが、実は個別と一括で大きな違いが。自分に合う形で申し込んでください。

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自動車保険選びのポイント

任意保険には、対人・対物賠償や人身傷害補償、車両保険などさまざまな種類があります。事前にチェックして重視する補償を決めることが大切です。

自動車保険会社は、ダイレクト系と代理店系の2つに大きくわけられます。双方のメリット・デメリットをきちんと踏まえて選びましょう。

人身事故の最高賠償金額は約5億円。物損事故でも約3億円にのぼるケースがあります。まずは実際の事故事例を見て任意保険の必要性を知りましょう。

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