2018年01月16日 09時10分

交通安全対策にも役立つ “JAF”が作ったムートンコート

Hikari×ATSURO TAYAMA ムートンコート [拡大する]

Hikari×ATSURO TAYAMA ムートンコート

 24時間のロードサービスで知られるJAF(日本自動車連盟)。バッテリー上がりやキー閉じ込みなど、運転時のトラブルに駆け付けてもらった経験がある人もいるだろう。そのJAFが、オリジナルファッションブランドを手掛けているのはご存知だろうか。交通安全を啓蒙するJAFとファッション……異色の組み合わせではあるが、どのようなアイテムを手掛けているのかリサーチした。

■ブランド発足のきっかけは反射材入り編み物キット

 おしゃれを楽しみながら日常的に交通安全を心掛けてほしいという願いから生まれたブランド『Hikari』。自動車のライトを反射して光る「反射材」を洋服や小物に取り入れている。その誕生の背景について、JAFの広報担当者に話を伺った。

 「JAFは交通安全推進団体として啓発活動を行っていますが、日常の中で反射材がなかなか身につけられにくいことに課題を感じていました。そこで、まず2011年11月に反射材入りの糸を使用した編み物キット『かぎ針あみの簡単キット』を販売。編み図付きで帽子やネックウォーマーなど5作品の中から、好きなものを作ることができる商品で、生産が一時追いつかなくなるほどの大ヒットになりました。そこで、おしゃれなアパレルアイテムであれば、需要があるのではないかと考え、本格的にブランド『Hikari』を発足することになりました」(以下同JAF広報担当者)。

 レディースアイテムで展開している同ブランドは、おしゃれに敏感な女性に向けて洋服や小物を開発。毎年1〜2回ほど新しいアイテムをリリースしている。「ただのカーディガンに見えても、車のライトが当たると光るようなおもしろい商品など、さりげなく安全にも配慮したデザインが人気です。プレゼントとして購入される方も多く、たくさんの反響をいただいております。トレンドを取り入れながらも年齢を問わず支持されるデザインであること、エレガントにもカジュアルにも身につけていただけることを大切にしています」。

■この冬イチオシアイテムはキラっと光るムートンコート

 デザイン性を考えるときに気になるのは、反射材をどのように使用するかという点。毎回いろいろと試行錯誤しているのだそう。「反射材をどこに、どのように入れるかについては、しっかりと議論しています。反射材自体は株式会社丸仁が開発されたものを使用していますが、試作品を吟味しながらデザインしています」。

 最後に、今年の冬イチオシのアイテムを聞いてみた。「パリコレデザイナー・田山淳朗さんとコラボしたムートンコート(JAF会員税込1万4900円/一般税込1万6400円/送料別)が人気です。今年のトレンドがムートンということで、フェイクながらも軽くて暖かく、肌触りなめらかなアイテムをつくりました。背中のラインや袖にさりげなく『LIGHT FORCE』というライン状の反射材を入れているので、夜間にもキラッと光り安全性を確保します」。

 今後は、女性だけではなく男性も身につけられるような小物も開発していきたいとのこと。安全性とおしゃれを両立した『Hikari』に、今後も注目したい。

(末吉陽子/やじろべえ)

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