自動車保険の新規契約をするときの注意点

自動車保険の新規契約をするときの注意点

新車を購入して初めて自動車保険に加入する場合、契約はどんな流れで進み、どのような書類が必要なのか分からないという人もいるだろう。今回は、自動車保険の新規契約時に押さえておくべきポイントを紹介する。

契約するまでの流れと必要書類

 一口に自動車保険と言っても色々な自動車保険会社があり、それぞれ保険料や補償内容などが異なる。同じ加入条件でも契約内容などによっては大きな差がついてくるので、車の維持費を抑える意味でも、できるだけ希望に沿った内容で保険料の安い自動車保険に加入したい。自分に合った保険を見つけるためにも初めに見積もりを取り比べてみることが大切だ。

 新規で自動車保険の見積もりをするときは、運転免許証の色と車の年式・型番の情報が必要。車の年式・型番などは、車検証に記されているものを見る、もしくは納車前で手元になければ車のカタログなどから調べられる。

 加入する自動車保険会社が決まったら、申し込んで契約の手続きを行おう。その際、運転免許証と車検証はコピーの提出を求められるかもしれない。車検証はあらかじめディーラーから取り寄せておこう。さらにオドメーターと呼ばれる「積算距離計」の情報が必要となる。いわゆるこれまでの走行距離なので、新車ならゼロ。対面で契約する場合は印鑑も用意しなければならないので注意しよう。

 手続きが完了したら当日か数日中に契約が締結され、その日から自動車保険は開始される。納車に間に合うようにスケジュールを確認しよう。保険証券が届いていなくても有効だ。保険証券を紙面などで郵送せず、ネット上で確認できる自動車保険会社もある。

 保険料を支払う方法はクレジットカードや払込票、銀行振込などがあり、代理店型はさらに口座振替ができるなど種類が豊富だ。期限はまちまちであり、保険開始日の前日までに納める場合もあれば、開始から1ヶ月以内に収めれば大丈夫という保険会社もある。もし滞納して猶予期間を過ぎると契約が解除されてしまうので気をつけよう。

代理店型・ダイレクト型どちらがよいのか

 自動車保険は、その申込方法によって大きく2種類に分けられる。ひとつは保険会社や代理店の従業員を通して申し込む「代理店型」、もうひとつはインターネット上から申し込む「ダイレクト型」だ。

 代理店型は店舗で担当者と話をしながら手続きできるので、不明な点があってもすぐに質問できる。一方で店舗の維持費や従業員の給料、代理店の報酬などが保険料に上乗せされるのがデメリットだ。対面では、万が一勧められた自動車保険の補償内容が合わなかったとしても、断るのに勇気がいるという人もいるかもしれない。

 ダイレクト型はインターネットの画面を見ながら申し込めるので、本当に必要とする補償内容で加入できる。手続きもインターネットだけで完了するので、曜日や時間帯に縛られないで申し込めるのも魅力だ。ただし、どんな補償が必要か、適切な保険金額はいくらかを知らないと補償が不十分になる恐れがある。事前にパンフレットや約款にも目を通しておくとよいだろう。

 代理店型もダイレクト型もインターネット上で保険料の見積もりができるようになっており、数社まとめて比較できるサイトもある。あらかじめ必要とする補償を決め、それに基づいて比較するとお得で最適な自動車保険を見つけられるだろう。

保険料に大きな影響を与える等級の仕組みと注意点

 自動車保険には保険料の割引率を決める「等級制度」というものがある。新規契約の場合、原則として6等級からスタートすることになるが、車が2台目で1台目の自動車保険が11等級以上であるなど、条件によっては7等級からのスタートすることもある。

 最大で20等級まであり、無事故であれば毎年1等級ずつ上がり、等級が上がるほどに大きく割り引かれ、6等級と20等級とでは40%以上の差だ。逆に事故を起こして保険を使うと、その内容によって1〜3等級下がるのを覚悟しなければならない。

 さらに7等級以上は「事故有係数」と呼ばれるものがあり、事故の有無によって割引率が変化する。事故を起こすと低い割引率が最大6年間適用されるので、その間の保険料は割高になる。

 自動車保険会社を変えたときは、前の自動車保険会社の等級がそのまま引き継がれる。ただし、前の契約が終了してから13ヶ月以内に引き継がないと6等級に戻ってしまうので注意しよう。

保険料を抑えつつ必要な補償を確保するためのポイント

 保険料の違いは等級だけでなく、補償の内容や加入者の年齢・利用目的・車種によっても異なるものだ。補償内容を手厚くして特約をたくさん付けるほど保険料は高くなる。高価な車であれば車両保険が高くなるだろう。事故を起こす確率が高く保険料が高くなりがちな若者や高齢者が運転する場合や、仕事に使う場合は事故のリスクが高まると判断される。また、ドライバーや同乗者を限定すれば補償の範囲を狭め、保険料を抑えることができるだろう。

 少しでも保険料の負担を軽減するためには、補償範囲をできるだけ小さくすることがポイント。たとえば車両保険は保険料の大半を占める。安い中古車なら免責によって保険が支払われる機会が少なくなるので不要かもしれない。逆に新車は安全性に優れているので保険料が安くなる可能性がある。

 ただ、保険料を安くするために必要な補償まで削ったのでは自動車保険の意味がない。対人賠償保険や対物賠償保険は無制限にすることが望ましく、同乗者に対しても人身傷害や搭乗者傷害などの補償が必要になる。

また、万一、設定した条件に該当しないドライバーが運転して事故を起こしてしまった場合や、申告に虚偽があるとスムーズ補償を受けられないため、契約のとき「誰が運転するのか」、「車を貸すことはあるか」といった使用プランを熟考してから申し込みをしよう。

 自分が自動車保険に何を求めているか明確にして、その範囲で安く抑えられる保険会社と補償内容を選ぶことが大切だ。

 自分に合った保険を気軽に見つける方法は、比較しやすいが個人情報の入力が必要な「一括見積もり」と、個別に見積もりをとる形になるがほとんどのケースで個人情報の入力は不要な「個別見積もり」などがある。運転免許証と車検証が手元に用意できた段階で、一度いずれかを試してみよう。

自動車保険選びのポイント

任意保険には、対人・対物賠償や人身傷害補償、車両保険などさまざまな種類があります。事前にチェックして重視する補償を決めることが大切です。

自動車保険会社は、ダイレクト系と代理店系の2つに大きくわけられます。双方のメリット・デメリットをきちんと踏まえて選びましょう。

人身事故の最高賠償金額は約5億円。物損事故でも約3億円にのぼるケースがあります。まずは実際の事故事例を見て任意保険の必要性を知りましょう。

オリコン日本顧客満足度ランキングの調査方法について

■禁無断複写転載
オリコン顧客満足度ランキングの著作権その他の権利は、株式会社oricon MEに帰属していますので、無断で番組でのご使用、Webサイト(PC、モバイル、ブログ等)や雑誌等で掲載するといった行為は固く禁じております。