自動車保険のロードサービス サービスの種類とJAFとの違い
ロードサービスとは
保険会社の3つのロードサービス
ガス欠、パンク、落輪、駐車中のバッテリー上がりやキー閉じ込みといった緊急トラブルに対し、現場で応急処置を行ってくれるサービス。専門スタッフが現場にスムーズに到着できるよう、位置情報サービスと連携している保険会社が多い。
ロードサービス2:レッカー移動・レンタカー費用の負担
故障や事故で車が自力走行不能となった場合、現場にレッカー車を出動させ、修理工場まで牽引・搬送するサービスも行われている。緊急に代車が必要となった際には、レンタカーの基本代金も負担してくれる保険会社もある。
ロードサービス3:帰宅・宿泊費用の負担
レッカー移動後などで交通手段がない場合、現場から自宅までの公共交通機関による交通費を支払うサービス。当日の帰宅が困難であれば、現地での宿泊費用(原則として最寄りのビジネスホテルクラスの宿泊実費)も負担してくれる。
保険会社ごとに内容に大きな差があるので注意
【A社】
自社指定工場まで無料、距離も無制限。契約者が指定する工場なら50キロまで無料
【B社】
自社指定工場に限り50キロまで無料。それ以外は有料
【C社】
自社指定工場に限り30キロまで無料。JAF会員は45キロまで無料
JAF、保険、カード付帯の違い
【ロードサービス会社】
JAFなどに代表されるロードサービス会社では、会員となり年会費を支払うことでサービスを利用することができる。会員登録した本人が運転する車なら、一契約でA車、B車と複数台でもサービスを受けることが可能だ。
【自動車保険会社】
自動車保険に加入することで、ロードサービスは自動付帯となる。年会費などは不要で、保険契約を結んでいる車両のみ有効。基本的に無料でサービスを受けられるが、レッカー移動の無料走行距離を超えるケース、ガス欠補充の無料回数を上回るケースなどは都度実費が発生する。
【クレジットカード付帯型】
ロードサービス付きのクレジットカードは、ガソリンスタンド系を中心に年会費無料のものから、ゴールドカードまで幅広い。運転者がカードの保有者なら、借りた車でも利用可能とする場合が多い。ロードサービスを利用するために年会費などを支払う必要はないが、レッカー移動の距離が短いなど、見劣りするサービスもある。
保険会社を選ぶときは、保険料や事故時の対応だけでなく、提供するロードサービスの内容についても比較・検討しておこう。