N-BOXの保険料は高い?相場や年間費用を抑えるコツを解説
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この記事ではN-BOXの保険料相場を紹介するとともに、N-BOXの保険料が高い理由や、保険料を安くする具体的な方法についても解説します。
監修者トータルマネーコンサルタント 新井智美
マネーコンサルタントとして個人相談やNISA・iDeCoなどの運用セミナーを担当。金融メディアでの執筆・監修も行い、年間200本以上、累計3,000本超の実績を持つ。
目次
【2025年最新】N-BOXの保険料相場
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N-BOXの保険料の相場は年代や車両保険の有無で大きく異なります。また、N-BOXの型式(JF1〜JF6)や契約条件によっても異なる点に注意しなければなりません。
特に2025年1月からは軽自動車の型式別料率クラスが拡大されたため、市場に多く出回っているN-BOXの保険料への影響も気になるのではないでしょうか。
年代別・条件別の保険料相場一覧
年間走行距離:5,000q以下
20代:11等級、ブルー免許
30代:14等級、ゴールド免許
40代以降:20等級、ゴールド免許
| 年代 | 車両保険なし | 車両保険あり |
|---|---|---|
| 20代 | 約2万4,000円〜3万9,000円 | 約4万9,000円〜7万6,000円 |
| 30代 | 約1万6,000円〜2万1,000円 | 約2万8,000円〜4万円 |
| 40代 | 約1万1,000円〜1万8,000円 | 約2万1,000円〜3万1,000円 |
| 50代 | 約1万2,000円〜1万7,000円 | 約2万1,000円〜3万円 |
| 60代 | 約1万4,000円〜1万8,000円 | 約2万4,000円〜3万3,000円 |
| 70代 | 約1万8,000円〜2万2,000円 | 約3万3,000円〜4万5,000円 |
※保険会社8社の情報をもとに調査 ※2025年10月時点
また、30代で初めて自動車保険に6等級で加入する場合と他社から11等級で切り替える場合の料金差は以下のとおりです。
車両保険なし | 車両保険あり | |
初めて加入 | 約2万1,000円〜3万7,000円 | 約3万7,000円〜7万3,000円 |
他社からの切り替え | 約1万6,000円〜2万1,000円 | 約2万8,000円〜4万円 |
差額 | 約5,000円〜1万6,000円 | 約9,000円〜3万3,000円 |
※保険会社8社の情報をもとに調査 ※2025年10月時点
さらに、運転者を被保険者に限定する場合と限定しない場合でも保険料は変わります。同じ30代で比較すると以下のとおりです。
車両保険なし | 車両保険あり | |
運転者限定特約 | 約2万1,000円〜3万7,000円 | 約3万7,000円〜7万3,000円 |
運転者限定なし | 約2万8,000円〜5万5,000円 | 約4万4,000円〜11万円 |
差額 | 約7,000円〜1万8,000円 | 約7,000円〜3万7,000円 |
※保険会社8社の情報をもとに調査 ※2025年10月時点
型式別料率クラスと保険料への影響
従来では軽自動車の型式別料率クラスは3段階でしたが、2025年1月から7段階に拡大されたため保険料が高くなるケースも見られるようになりました。
N-BOXの型式(JF1〜JF6)ごとの料率クラスは以下のとおりです。
| 型式 | 対人賠償責任保険 | 対物賠償責任保険 | 人身傷害保険 | 車両保険 |
|---|---|---|---|---|
| JF1 | 4 | 3 | 3 | 3 |
| JF2 | 2 | 3 | 1 | 3 |
| JF3 | 3 | 2 | 2 | 4 |
| JF4 | 1 | 2 | 1 | 4 |
| JF5 | 4 | 4 | 4 | 4 |
| JF6 | 4 | 4 | 6 | 4 |
車両保険なし | 車両保険あり | |
JF4 | 約1万5,000円〜2万2,000円 | 約2万3,000円〜3万9,000円 |
JF6 | 約1万6,000円〜2万1,000円 | 約2万8,000円〜4万円 |
※保険会社8社の情報をもとに調査 ※2025年10月時点
N-BOXだからといって事故が多いと言うわけではありませんが、新しい型式では人身傷害に備えるための自動ブレーキ装置がついたものも多くなっています。
N-BOXの保険料が高い理由と特徴
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また、N-BOXには標準モデルとカスタムモデルがあり、カスタムモデルの方が室内デザインに高級感があります。車両価格にも違いがあり、標準モデルは約170万円からですが、カスタムモデルだと約190万円からと20万円の差があります。
この車両価格の差も、保険料に影響するため、カスタムモデルの方が保険料は高くなる傾向です。
特に車両保険を付加する場合は、補償上限額が異なる点や、カスタムモデルだと修理費用が高くなるため、保険料に更なる差が生じます。
人気車種ゆえの保険料率設定
N-BOXの型式別料率クラスは上で紹介したとおりですが、同じ軽自動車のムーヴの料率クラスは以下のとおりです。
| 型式 | 対人賠償責任保険 | 対物賠償責任保険 | 人身傷害保険 | 車両保険 |
|---|---|---|---|---|
| L575S | 3 | 4 | 5 | 4 |
| LA100S | 3 | 4 | 4 | 4 |
| LA150S | 3 | 3 | 3 | 3 |
| LA800S | 1 | 2 | 1 | 4 |
| LA850S | 1 | 4 | 4 | 5 |
車両保険なし | 車両保険あり | |
N-BOX(JF6) | 約1万6,000円〜2万1,000円 | 約2万7,000円〜4万円 |
ムーヴ(LA850S) | 約1万6,000円〜1万9,000円 | 約2万6,000円〜3万7,000円 |
※保険会社8社の情報をもとに調査 ※2025年10月時点
車両保険加入時の注意点
仮に、N-BOX(JF6)を新車で購入した場合の車両価格は約174万円です。それに付属品が20万円程度かかったなら、車両保険金額は213万円程度に設定しましょう。
30代(14等級、ゴールド免許)で車両保険をつけない場合だと約1万7,000円程度ですが、車両保険をつけることにより、保険料は約3万2,000万円程度まで上がります。
また、車両保険には免責金額が設定でき、0円や1回目が5万円、2回目以降は10万円などが選べます。そして、免責金額が少ないほど保険料は高くなる仕組みです。
N-BOX保険料を安くする具体的な方法
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また、運転する人を限定することで保険料を安くできます。限定範囲の具体例は以下のとおりです。
・本人と配偶者のみ
・本人の家族のみ
・限定しない
現在代理店型で契約しているなら、ダイレクト型への切り替えも考えてみましょう。代理店型は保険会社との仲介役を担っているため、その手数料分保険料は高くなります。
ただ、事故の際に担当者が自分に変わって保険会社と手続きをしてもらえる安心感はあります。
最近ではダイレクト型でも事故発生から保険処理終了まで同じ担当者が付いてくれるケースもありますので、できるだけ保険料を安くしたいと考えるならダイレクト型へ切り替える方がお得です。
そのほか、インターネット割引や早期契約割引などが用意されている保険会社もありますので、自分に合った割引制度を積極的に活用しましょう。
契約条件の見直しポイント
また、走行距離も保険料に大きく影響します。土日しか利用せず、長距離の移動は公共交通機関を利用するなら、年間の走行距離を抑えられ、保険料を安くできます。契約の際には現在のオードメーター値と予想される年間走行距離が問われますので、正しい値を申告しましょう。
主に家庭・レジャー用なら、年間走行距離は3,000q〜5,000q程度と予想されます。ただ、住んでいる地域や乗車回数によっても距離は変更しますので、昨年の走行距離と今後のライフイベントなどを考慮しながら決めるようにしてください。
N-BOXではゴールド免許割引やエコカー割引などが利用できます。主な割引制度の概要や適用条件を紹介しますので、参考にしてください。
割引制度 | 割引内容の概要 | 主な適用条件 |
インターネット割引 | 1万円〜2万円程度割引程度 | 契約手続きをインターネット上で行うこと |
ゴールド免許割引 | 約9%〜18%の割引 | 記名被保険者が保険の開始日時点でゴールド免許を保有している |
証券不発行割引 | 約500円程度の割引 | 紙の証券を発行しないこと |
新車割引 | 約2%〜19%の割引 | 契約の開始日が車の初回登録月の翌月から一定期間であること |
ASV割引(自動ブレーキ割引) | 約9%の割引 | 車にAEB(衝突被害軽減ブレーキ)機能が付いていること |
セカンドカー割引 | 最大38%の割引 | ・すでに契約中で、2台目の車を初めて契約すること。 |
保険会社の比較と選び方
代理店だとそこの担当者を介して保険に加入するため、じっくりと相談しながら決められる点や、事故が起こった際には担当者に連絡することで、保険会社との手続きを行ってもらえる安心感を得られる点がメリットです。
ただ、その分保険料は高めに設定されており、ダイレクト型と比べると最低でも1万円程度は高くなるといわれています。
代理店型を選ぶなら担当者との相性も重要なポイントです。ダイレクト型との価格差を考慮しても、この人なら安心して任せられると思うなら、代理店型を選ぶとよいでしょう。
ダイレクト型は自分で保険会社を選び、保険会社と直接インターネットもしくは電話で契約する仕組みで、代理店のような仲介がないため、保険料を安くできます。
ただし、事故が起こった際の手続きは自分で保険会社に連絡し、行わなければなりません。そのため、事故の対応が自分ででき、保険料を抑えたい人に向いています。
保険料を抑えたいなら、複数の保険会社を比較することが大切です。その際には一括見積もりサービスを利用すると便利です。ただ、細かい設定ができないケースもありますので、その場合は保険会社の公式サイトでシミュレーションを行って確認しましょう。
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オリコンの自動車保険顧客満足度ランキングでは、実際の利用者の口コミや評価を参考に保険会社を選べます。やはり実際に利用した人の感想を聞くことは大切です。
気になる保険会社があれば、サイトから簡単に見積もりが取れる点もおすすめです。また、ファイナンシャルプランナーの評価も掲載されているので、そちらを参考にしてもよいでしょう。
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監修者トータルマネーコンサルタント 新井智美
マネーコンサルタントとしての個人向け相談、NISA・iDeCoをはじめとした運用にまつわるセミナー講師のほか、金融メディアへの執筆および監修に携わっている。現在年間200本以上の執筆・監修をこなしており、これまでの執筆・監修実績は3,000本を超える。
・1級ファイナンシャル・プランニング技能士
・CFP®
・DC(確定拠出年金)プランナー
・住宅ローンアドバイザー
・証券外務員