2018年06月26日 20時00分

「成婚率」とは何を指す? 結婚相談所を選ぶときの注意点

結婚相談所の「成婚率」とは何を指しているのだろうか(画像はイメージ) [拡大する]

結婚相談所の「成婚率」とは何を指しているのだろうか(画像はイメージ)

 結婚相談所のウェブサイトなどを見てみると、“成婚率”という言葉をみかけることが多い。一般的に「成婚退会者÷会員数×100」で算定することが多いようだが、これは何を指しているのだろうか。結婚相談所を選ぶときに気にした方がよいのか考えてみよう。

■成婚=結婚ではない点に注意

 そもそも、成婚とはどのような定義なのだろうか。ある結婚相談所のウェブサイトでは、「成婚とは交際中の2人が結婚の意思を固めて婚活を終了すること」としており、この段階では結婚を実現しているわけではない。よって、成婚率は「結婚できる確率」というわけではないのだ。さらに成婚率には明確な定義がなく、結婚相談所によっては「一定期間の全会員数のうち、一定期間に結婚が決まり退会した者の割合」など、独自の条件で算出しているところもある。

 結婚相談所を上手に利用することで、多くの会員がいればその分出会いも多くなるだろう。しかし、結婚は当人同士だけでなく両家の問題にも及ぶものだ。成婚までにはある程度相手を見極める期間が必要だが、そこから結婚へ至るには、さらにいくつもの事柄を乗り越える必要がある。順調に進むカップルもいれば、予想以上に時間がかかりなかなか前進しないカップルもいるだろう。結婚相談所を選ぶときには「成婚率の数字」ばかりに引っ張られないようにしたい。

■結婚相談所は「結婚」を前提にしたもの

 結婚相談所は、結婚に対して真剣に考える男女がお金を支払って利用している。自然な出会いの場合は交際する2人の結婚を望むタイミングが一致するとは限らず、自然消滅してしまうこともあるだろう。その点、結婚相談所は良い出会いさえあればお互いの目的が一致しているため、結婚へと進むスピードが早いだろう。

 理想の結婚相談所を見つけることが、理想の結婚への近道になりそうだ。まずはいくつかの結婚相談所で説明を受けてみて、自分に合うのはどんなところか検討してみよう。

【文・監修:SAKU株式会社】
しあわせな人生をデザインする会社、人生とお金をコンセプトとする編集制作プロダクション。これまでの金融・経済やマネーのイメージをくつがえす「発想力」を展開中。

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