2018年04月10日 10時52分

“お金が貯まるか”は4月に決まる? 出費を減らす見直し方法

新年度にやっておきたい年間スケジュールの確認方法とは(画像はイメージ) [拡大する]

新年度にやっておきたい年間スケジュールの確認方法とは(画像はイメージ)

 新年度がスタートし、「今年の夏は旅行に行きたい」「年末年始は海外に行きたい」「資格取得のため、スクールに通いたい」など、さまざまな予定を考えている人もいるだろう。実は、「お金が貯まる人」になるには、新年度が始まるこの時期に、年間スケジュールを確認することが重要だ。今回は新年度にやっておきたい、年間スケジュールの確認方法をお伝えしよう。

■“行き当たりばったり”の出費をやめる

 「お金が貯まらない」人は、年間の出費を事前に確認せず、行き当たりばったりというケースが多い。「本当は貯金をするつもりだったのに、出費が重なり、思うように貯金ができなかった」ということはなかっただろうか。そこで、今年度の大きな出費を確認することから始めてみよう。たとえば、以下のような予定があるか確認しよう。

・GWや夏休み、冬休みの旅行や帰省
・結婚式参列
・新しい習い事、スクール
・子どもの進学、通塾等
・車関連の大きな出費(車検、車購入、買い替え等)
・住宅購入
・引っ越しや賃貸の更新

 これらの大きな予定に対してどれくらいのお金がかかるか見積もり、そのお金をどこから出すかについて考えておこう。貯金やボーナス、月々の収入からなのか、それとも毎月少しずつ貯めていく必要があるのか。事前にしっかり考えることで、いざというとき慌てず、大切な貯金を取り崩すこともなくなるだろう。

■“当たり前の出費”を見直し貯蓄増

 毎月当たり前のように出ていくお金も確認しよう。たとえば、習い事や有料のインターネットサービス、スマホ代など、実はカットしてもよいものが見つかるかもしれない。1ヶ月3000円削減できれば年間で3万6000円ものお金が貯まる。不要なのに毎月支払っているものがないかを確認しよう。

■総貯金額を確認し貯める習慣づくりを

 「貯金がいくらあるか」と聞かれても、答えられない人は多い。銀行口座が複数あり、すべてに目が行き届いていない場合もあるだろう。そこで、この機会に自分がどれだけ貯金があるかを確認しよう。引き出しに入ったまま、何年も記帳のない通帳があるかもしれない。ネット銀行を持っているなら、ホームページにアクセスして残高をチェック。自分の総貯金額を把握しよう。

 さらに貯金を増やすには、月々の貯金計画も重要だ。毎月貯める習慣がない人は、まずは手取り月収の1割程度を目安に、自動積立定期預金で貯めていくといいだろう。毎月確実に貯まる仕組みをつくっておけば、あとは自動的に貯まっていく。

 「そのうち貯めよう」と思って先延ばしにしていると、時間はあっという間に過ぎ、また来年度になってしまう。“思い立ったが吉日”で、今すぐ確認してみてはいかがだろうか。

(ライター:西山美紀)
ファイナンシャルプランナー。2児の母。これまでに1万件以上のマネーデータを分析し、500人以上にマネーの取材を行うほか、女性の生き方などをテーマに取材・執筆・記事監修なども行っている。著書に『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎)。

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